中小企業事業団法案
衆議院 商工委員会
昭和55年法律第53号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院商工委員会
- S55.3.19趣旨説明商工委員会 8200
- S55.3.26質疑商工委員会 1031
- S55.4.1質疑商工委員会 12218
- S55.4.2質疑・採決・附帯決議商工委員会 13176
- S55.4.8採決・委員長報告・附帯決議本会議 1670
参議院商工委員会
- S55.4.10趣旨説明・補足説明商工委員会 5113
- S55.4.17質疑・採決・附帯決議商工委員会 6101
- S55.4.23附帯決議・委員長報告・採決本会議 1070
提案理由
佐々木義武 通商産業大臣 昭和55年3月19日中小企業事業団法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
中小企業は、わが国経済においてきわめて重要な役割りを果たしております。最近の中小企業をめぐる経済環境は、貿易構造の変化、原材料やエネルギーコストの上昇、立地環境問題の変化等に起因して大きく変化してきております。中小企業が今後ともわが国経済の成長の基盤として発展していくためには、その経営の安定を図るとともに、このような環境変化に的確に対応していくことが必要でございます。
政府といたしましては、中小企業の経営の安定とその振興を図るため、従来から各種の施策を実施してまいりました。今後とも活力ある中小企業の育成のため、施策の一層の推進を図ってまいる所存であります。
かかる観点から、このたび効率的で強固な体制のもとで中小企業の振興、その経営の安定及び小規模企業者の福祉の増進を図るため、中小企業共済事業団と中小企業振興事業団とを統合し、中小企業施策を一体的に推進する中核機関として中小企業事業団を創設することといたしました。
次に、この法案の要旨を御説明申し上げます。
第一は、中小企業共済事業団及び中小企業振興事業団を解散し、中小企業事業団を設立することであります。新事業団は、これまでの両事業団の業務を行うとともに、両事業団の一切の権利及び義務を承継することとしております。
業務につきましては、新事業団は、従来両事業団が実施してきた共済事業、高度化事業及び指導研修事業等を一体的かつ効率的に運営することとなります。また、共済契約者の教養のための施設の設置及び運営を行うこととしております。
次に、役員につきましては、中小企業共済事業団と中小企業振興事業団の役員の合計は十二名でございました。新事業団では、役員は理事長以下九名以内とすることとしております。
その他、財務及び会計に関する規定を整備するとともに、両事業団の統合等に伴う経過措置を講ずることとしております。また、あわせて税法その他関連法律について所要の改正を行うこととしております。
以上がこの法案の提案理由及びその要旨であります。何とぞ慎重に御審議の上御賛同くださいますようお願い申し上げます。
第91回国会衆議院商工委員会議録第8号25頁(昭和55年3月19日)〔佐々木義武通商産業大臣発言・発言番号198〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
政府は、本法施行にあたり、中小企業事業団を中小企業の振興、経営の安定等に一層貢献させるため、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。
一新事業団の設立にあたっては、統合によるメリットを活かして効率的な事業団運営を図るとともに、統合に伴う職員の処遇に十分配慮し、また広く適材の活用に努めること。
二中小企業倒産防止共済制度及び小規模企業共済制度についてのPR対策を強化して、加入の促進を図るとともに、制度の一層の充実に努めること。
三高度化事業に対する事業団の助成内容の拡充強化を図るとともに、高度化事業の実施に関しては、きめ細かな診断指導を行うよう努めること。
四中小企業大学校等による中小企業者等の人材養成事業の充実強化を図ること。
政府は、本法施行にあたり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。
一中小企業事業団の設立にあたつては、従前の労使慣行及び職員の処遇に十分配意すること。
二中小企業大学校等による人材養成事業の一層の充実強化を図ること。
三中小企業情報センターの機能の拡充に努めるとともに、都道府県等による中小企業地域情報センターの一層の育成強化を図り、大企業と中小企業間における情報格差解消のため情報事業の充実強化に努めること。
四中小企業倒産防止共済制度及び小規模企業共済制度についてのPR対策を強化して、加入の促進を図るとともに、中小企業倒産防止共済制度の貸付限度額の引上げを図る等制度の一層の充実に努めること。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=109101034)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。