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国会審議›第96回国会›閣法第9号
閣法第96回国会 第9号成立修正あり

昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案

昭和57年法律第41号 昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律
提出昭和57年1月25日 内閣
付託衆議院 大蔵委員会
参議院 大蔵委員会
成立昭和57年4月28日
昭和57年法律第41号
審議会議 15回・発言 1,916(政府答弁等 791)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院大蔵委員会

  1. S57.2.25趣旨説明・質疑本会議 922
  2. S57.3.19趣旨説明大蔵委員会 114
  3. S57.3.31参考人招致大蔵委員会 1578
  4. S57.4.2質疑大蔵委員会 16222
  5. S57.4.6質疑大蔵委員会 17245
  6. S57.4.7質疑大蔵委員会 18222
  7. S57.4.9質疑・修正案趣旨説明・討論・修正案・附帯決議・採決(修正)大蔵委員会 19292
  8. S57.4.13委員長報告・討論・採決(修正)・附帯決議本会議 1726

参議院大蔵委員会

  1. S57.4.14趣旨説明・質疑本会議 1341
  2. S57.4.15趣旨説明・質疑大蔵委員会 8229
  3. S57.4.20質疑大蔵委員会 9338
  4. S57.4.21参考人招致大蔵委員会 1046
  5. S57.4.22質疑大蔵委員会 11157
  6. S57.4.27討論・附帯決議・採決大蔵委員会 1219
  7. S57.4.28附帯決議・委員長報告・討論・採決本会議 1650

提案理由

渡辺美智雄 大蔵大臣 昭和57年2月25日

昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。

 御承知のとおり、わが国財政は、現在なお大量の公債に依存せざるを得ない状況にあります。このような財政の状況にかんがみ、長期的な経済の安定的発展と国民生活の安定に資するため、できるだけ早く財政の公債依存体質からの脱却を図り、高齢化の進展等将来における社会経済情勢の推移に弾力的に対応し得るよう財政の再建を進めていくことが最も緊急かつ重要な課題となっております。

 昭和五十七年度予算は、このような観点から、何よりも行財政の徹底した合理化、効率化によって財政再建を進めるべきであるとの世論がつとに高まったことにかんがみ、行財政改革による歳出削減を中心として、昨年春以来の一連の行財政改革の基本路線に沿って編成いたしました。

 まず、歳出面におきましては、各省庁の予算要求に当たって原則として前年度と一律同額にとどめるという方策、すなわちゼロシーリングに基づき、経費の徹底した節減合理化により、その規模を厳しく抑制いたしました。特に、国債費及び地方交付税交付金以外の一般歳出の規模を極力圧縮したことにより、一般歳出の伸び率は、前年度当初予算に対し一・八%と昭和三十年度以来の低い水準にとどまっております。

 また、歳入面におきましては、経済情勢の変化等により、昭和五十七年度の自然増収が、ゼロシーリング決定の際参考とした「財政の中期展望」における自然増収より約七千億円不足することが見込まれましたので、経済の実態に即し、この不足分を補うため、まず税外収入において極力増収を図り、なお残る不足分を税制面の見渡しにより措置することとしたところであります。

 このような歳出歳入両面にわたる見直しにより、公債につきましては、その発行予定額を前年度当初予算より一兆八千三百億円減額いたしましたが、昭和五十七年度においても、なお引き続き、財政法の規定により発行する公債のほかに、特例公債を発行せざるを得ない状況にあります。

 このため、昭和五十七年度の特例措置として、国会の議決を経た金額の範囲内で、特例公債を発行できることとすることを内容とする本法律案を提案するものであります。

 しかし、このような措置はあくまで特例的な措置であり、政府といたしましては、昭和五十九年度特例公債脱却を目指し、引き続き、財政の再建に全力を傾注する決意であります。

 以上、昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げた次第であります。(拍手)

     ————◇—————

 昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する

  法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑

第96回国会衆議院会議録第9号1頁(昭和57年2月25日)〔渡辺美智雄大蔵大臣発言・発言番号7〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 大蔵委員会昭和57年4月9日

政府は、次の事項について十分配慮すべきである。

一健全財政を回復するため、行財政改革の一層の推進等により財政収支の改善に全力をつくし、昭和五十九年度に特例公債依存の財政から脱却するよう努めるとともに、建設公債についても、将来の財政事情を勘案し、に対処し、公債依存度の低下を図るよう努めること。

二今後における経済・財政事情の状況に応じ、国の財政の実態及びその中期的な展望を国民に明らかにする等により、財政再建についての国民の理解と協力の確保に努めること。

三財源対策としては、負担の公平化に一層努力し、中長期にわたる基本的展望に基づいて見直しを行うこと。

四予算編成に当たっては、不要不急の財政支出の削減・抑制、補助金等の洗い直しを進めるとともに、いたずらに後年度負担の累増を招くことのないよう財政再建の基本方針に沿って、厳正に対処すること。

五今後建設国債の借換えも本格化することに備え、金融・資本市場の動向を踏まえた市中消化の原則、発行条件の弾力化等適切な国債管理政策に関する方針を確立するよう努めること。

参議院 大蔵委員会昭和57年4月27日

案文を朗読いたします。右決議する。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=109601009)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。