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国会審議›第96回国会›閣法第15号
閣法第96回国会 第15号成立

国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案

昭和57年法律第6号 国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律
提出昭和57年2月2日 内閣
付託衆議院 大蔵委員会
参議院 大蔵委員会
成立
昭和57年法律第6号
審議会議 10回・発言 1,543(政府答弁等 719)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院大蔵委員会

  1. S57.2.23趣旨説明・質疑大蔵委員会 4132
  2. S57.2.24質疑大蔵委員会 5234
  3. S57.3.9質疑大蔵委員会 7179
  4. S57.3.10質疑大蔵委員会 8212
  5. S57.3.17質疑大蔵委員会 991
  6. S57.3.18質疑・採決・附帯決議大蔵委員会 10114
  7. S57.3.19委員長報告・採決・附帯決議本会議 1231

参議院大蔵委員会

  1. S57.3.23趣旨説明・質疑大蔵委員会 3370
  2. S57.3.30質疑・採決大蔵委員会 5472
  3. S57.3.31委員長報告・採決本会議 1067

提案理由

渡辺美智雄 大蔵大臣 昭和57年2月23日

 まず初めに、国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。

 現在、国税収納金整理資金においては、国税収納金等を受け入れ、過誤納金の還付金等を支払い、この国税収納金等の額から還付金等の額を控除した額を一般会計または特別会計の歳入に組み入れることとしております。

 他方、還付金等と合わせて国が支払うべき還付加算金につきましては、歳出予算に計上し、これを国税収納金整理資金に繰り入れて、その範囲内で支払うこととされております。還付加算金につきましては、このように還付金等とその取り扱いを異にしているため、最近における還付の件数の増加等に伴い、還付事務の円滑な処理を図る上で、支障となっている状況にあります。

 こうした状況にかんがみ、還付加算金の支払いの迅速化による納税者の利便の増進と、還付事務処理の簡素合理化を図るため、本法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案につきまして、その内容を御説明申し上げます。

 第一に、国税の還付加算金の支払いを還付金等の支払いと同様、直接、国税収納金整理資金から行うことといたしております。

 第二に、大蔵大臣の行う資金の支払い計画の示達に関する事務は、現在、国税庁長官のみに委任できることとされておりますが、これを国税局長等所属の職員に委任することができることといたしております。

 なお、この法律は、昭和五十七年四月一日から施行することを予定しております。

第96回国会衆議院大蔵委員会議録第4号2頁(昭和57年2月23日)〔渡辺美智雄大蔵大臣発言・発言番号5〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 大蔵委員会昭和57年3月18日

御承知のように、これらの三法律案につきましては、慎重かつ熱心に審議を続けてまいりましたが、この審議を通じまして今後検討しなければならない諸事項、たとえば退職給与引当金等の適正な繰入率、租税特別措置の整理合理化、総合的な土地政策のあり方、税負担の公平の確保など、また、住宅貯蓄控除制度の廃止に伴い、勤労者の持ち家取得のための効果的な施策と勤労者に実害が生じないような措置などについて、その問題点が指摘されました。この附帯決議案は、このような指摘を踏まえて、各党協議の上取りまとめたものであります。今後、これらの各事項につきましては、私どもも論議を深めていかなければなりませんが、政府に対しても、なお一層の検討と努力を求めようとするものであります。なお、個々の事項の趣旨につきましては、案文で明らかでありますので、その説明は案文の朗読によりかえさせていただきます。国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)政府は、左記の事項について、所要の措置を講ずべきである。

一国税収納金整理資金に係る取扱いの改正に関連して、還付金及び還付加算金の円滑な事務処理に一層配慮し、納税者の利便の増進に努めること。

一退職給与引当金の繰入率については、今後における企業年金制度の動向等を見極めつつ、基本的な検討を行うこと。

一貸倒引当金の法定繰入率については、貸倒実績率の推移等を勘案し、今後とも引き続き検討を行うこと。

一準備金、特別償却等各種の租税特別措置については、その政策目的、政策効果、利用状況等を勘案し、その整理合理化にさらに努めること。

一今後の高齢化社会の進展に伴い、年金に関する課税のあり方等について検討すること。

一土地税制の改正とあわせて住宅建設の促進、地価の抑制、優良宅地の供給等に資する総合的な土地政策を速やかに実行に移すこと。

一住宅貯蓄控除制度が廃止されることに伴い、財形持家個人融資制度について利子補給を適切かつ確実に行う等勤労者の持家取得のための効果的な施策に十分配意すること。

一全国共済農業協同組合連合会の行う適格退職年金の資金運用については、その経理区分の明確化及び長期的展望に立った健全な運営が図られるよう努め、農協職員に不安を与えないよう配慮すること。

一自動車重量税を含む自動車関係諸税については、社会経済情勢等の推移に即応しつつ、そのあり方について幅広く検討すること。

一世論の動向に顧み、税務執行の公平を確保するよう特段の努力をすること。

一申告納税の基本に立って申告水準の向上等のため、制度面、執行面を通じた納税環境の整備のための具体的方策について早急に検討すること。

一変動する納税環境、財政再建の緊急性にかんがみ、複雑、困難で、かつ高度の専門的知識を要する職務に従事している国税職員について、職員の年齢構成の特殊性等従来の経緯及び今後の財源確保の緊急かつ重要性並びに税務執行面における負担の公平確保の見地から、今後ともその処遇の改善・定員の増加等に一層努力すること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=109601015)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。