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国会審議›第101回国会›閣法第32号
閣法第101回国会 第32号成立

関税定率法等の一部を改正する法律案

昭和59年法律第8号 関税定率法等の一部を改正する法律
提出昭和59年2月29日 内閣
付託参議院 大蔵委員会
衆議院 大蔵委員会
成立
昭和59年法律第8号
審議会議 5回・発言 443(政府答弁等 194)

審議経過

右の数字は会議の発言数

参議院大蔵委員会

  1. S59.3.30趣旨説明・質疑大蔵委員会 8205
  2. S59.3.31質疑・討論・附帯決議・採決大蔵委員会 9285
  3. S59.3.31附帯決議・委員長報告・採決本会議 1036

衆議院大蔵委員会

  1. S59.3.30趣旨説明・質疑・採決・附帯決議大蔵委員会 11134
  2. S59.3.30採決・委員長報告・附帯決議本会議 1318

提案理由

竹下登 大蔵大臣 昭和59年3月30日

ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。

 政府は、最近における内外の経済情勢の変化に対応し、我が国市場の一層の開放を図る等の見地から、関税率、特恵関税制度等について所要の改正を行うこととし、本法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。

 第一は、関税率の改正であります。

 まず、東京ラウンド交渉に基づく我が国の関税譲許品目のうち、鉱工業品千二百八十品目に係る実行関税率の段階的引き下げを一年分繰り上げて実施することといたしております。

 また、主要関係国の関心の深い半導体、再生木材、香水、バナナ等の関税率の撤廃または引き下げを行うことといたしております。なお、これに伴い、入国者が携帯して輸入する香水に課される簡易税率を引き下げることといたしております。

 第二は、特恵関税制度の改正であります。

 鉱工業品に対する特恵関税の適用限度額等について、約五割の拡大を図るため、その算定方式を変更するとともに、特恵関税の便益をより多くの開発途上国へ均てん化するための措置を講ずる等所要の改正を行うことといたしております。

 以上のほか、昭和五十九年三月三十一日に適用期限の到来する暫定関税率及び各種の減免税還付制度について、それぞれその適用期限を延長するとともに、関税に係る延滞税の計算方法等について所要の改正を行うことといたしております。

 以上が、この法律案の提案の理由及びその内容であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。

第101回国会衆議院大蔵委員会議録第11号1頁(昭和59年3月30日)〔竹下登大蔵大臣発言・発言番号2〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 大蔵委員会昭和59年3月30日

政府は、左記事項について配慮すべきである。

一関税率の引下げに当たっては、国内産業への影響を十分考慮し、特に農林水産業、中小企業の体質改善を併せ考えつつ、輸入の拡大を図り、国際的協調を進めるとともに、国民生活の安定に寄与するよう努めること。

一税関業務の増大、複雑化にかんがみ、不断に通関制度等の見直しを行うことにより、その効率的、重点的運用に努め、税関職員の要員の確保とともに特殊な職務にかんがみ、処遇の改善に努めること。

参議院 大蔵委員会昭和59年3月31日

政府は、次の事項について、所要の措置を講ずべきである。

一今後の所得税負担のあり方については、所得税の租税体系の基幹税としての地位にかんがみ、国民の理解と信頼が得られるよう一層の公平確保に努力し、社会経済情勢の変化に対応して適宜見直しを行うこと。

二利子・配当所得等については、郵便貯金を含め、本人確認、名寄せの厳正な方途の確立を図り、その適正・公平な課税のあり方につき、早急に結論が得られるよう検討を進めること。

三退職給与引当金、貸倒引当金等については、その繰入率を引き続き実態に応じて検討すること。なお、退職給与の保全措置についても、検討を進めること。

四準備金、特別償却等各種の租税特別措置については、さらにその整理合理化に努力すること。

五高齢化社会をはじめとする今後の社会の変化に対応するあるべき税体系の検討を進めること。

六税務執行の一層の公平を確保するとともに、納税者の実態に十分配意しつつ、執行にあたっては今後とも適正な運営を図るよう、特段の努力をすること。

七納税環境の整備に関する諸施策の導入に際しては、申告納税制度の趣旨に則り、かつ、これまでの経緯や納税者の実態に十分配慮し、小規模事業者に過大な負担とならないよう円滑な運営を図ること。

八記帳・記録保存制度及び確定申告苦に添付する書面制度等に関しては、その内容、方式等について納税者に過大な負担となることがないよう十分留意するとともに、適正な運用に努めること。

九変動する納税環境、財政再建の緊急性にかんがみ、複雑困難で、かつ、高度の専門的知識を要する職務に従事している国税職員について、職員の年齢構成の特殊性等従来の経緯及び今後の財源確保の緊急性かつ重要性並びに税務執行面における負担の公平確保の見地から、今後とも処適の改善、中長期的見通しに基づく定員の増加等につき特段の努力をすること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110101032)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。