農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案
参議院 農林水産委員会
昭和60年法律第107号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院農林水産委員会・大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会
- S60.6.18趣旨説明・質疑本会議 3747
- S60.6.19趣旨説明・補足説明・質疑農林水産委員会 25159
- S60.11.13質疑農林水産委員会 142
- S60.11.19質疑農林水産委員会 258
- S60.11.19質疑大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 1261
- S60.11.20質疑大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 2454
- S60.11.26参考人招致・質疑農林水産委員会 4296
- S60.11.27質疑農林水産委員会 5241
- S60.11.28質疑大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 3201
- S60.12.3質疑・修正案趣旨説明・討論・採決(修正)・附帯決議・修正案農林水産委員会 6164
- S60.12.6委員長報告・討論・採決(修正)・附帯決議本会議 1024
- S60.12.20参議院回付案同意・参議院回付案本会議 1431
参議院農林水産委員会・内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会
- S60.12.9趣旨説明・質疑本会議 719
- S60.12.10趣旨説明・補足説明・質疑農林水産委員会 244
- S60.12.12質疑農林水産委員会 3330
- S60.12.17質疑農林水産委員会 4224
- S60.12.19質疑・修正案趣旨説明・討論・採決(修正)・附帯決議・修正案農林水産委員会 5141
- S60.12.19質疑内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 1141
- S60.12.20附帯決議・委員長報告・討論・採決(修正)本会議 940
提案理由
佐藤守良 農林水産大臣 昭和60年6月18日農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
この法律案は、高齢化社会の到来等社会経済情勢の変化に対応し、公的年金制度の長期的安定と整合性ある発展を図るため、公的年金制度の一元比等の改革の一環として、他の公的年金制度の改正と同様、農林漁業団体職員共済組合制度についても所要の改正を行おうとするものでございます。
次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。
第一に、農林漁業団体職員共済組合制度に基づく給付につきましては、原則として、基礎年金に上乗せして支給する給与比例年金とすることとしております。
第二に、本制度により支給する年金の額につきましては、厚生年金相当部分の年金額に職域年金相当部分の年金額を加えたものをもって年金額とすることとしております。
第三に、既裁定年金者の年金額につきましては、いわゆる通算年金方式により算定した額に改定することといたしております。なお、これにより現在受けている年金額が減額することがないよう、従前の年金額はこれを保障することといたしております。
第四に、農林漁業団体職員共済組合の給付に要する費用につきましては、使用者である農林漁業団体と組合員との折半負担とすることといたしております。また、国庫補助につきましては、公的年金制度共通の措置として、基礎年金に要する費用に一元化することとし、組合が納付する基礎年金拠出金の三分の一を補助することといたしております。
第五に、本制度による年金の額につきましては、消費者物価による自動スライド制に改めることといたしております。
第六に、農林漁業団体職員共済組合の組合員等につきましては、基礎年金制度を適用するための所要の法的措置を講ずることといたしております。
最後に、今回の制度改正の施行期日につきましては、昭和六十一年四月一日といたしております。
以上がこの法律案の趣旨でございます。(拍手)
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第102回国会衆議院会議録第37号2頁(昭和60年6月18日)〔佐藤守良農林水産大臣発言・発言番号7〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
まず、案文を朗読いたします。農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)政府は、本制度の長期的安定と円滑な運営を確保するため、左記事項に十分な検討を加え、その実現を図るべきである。記
一今回の改正は、共済年金制度の歴史上例をみない抜本的な改正であるので、共済組合員はもとより国民全体の理解と納得を得られるよう周知徹底を図ること。
二公的年金一元化の内容及びスケジュールが依然として明らかにされていないので、今後できるだけ速やかに、その内容等につき明らかにすること。
三基礎年金の水準、費用負担のあり方等については、国民年金法の附則の規定に基づき、できるだけ速やかに検討に着手すること。
四今回の改正では、共済年金の政策改定の根拠につき賃金の変動という要素が明確に規定されていないが、政策改定を行うに当たっては、この点につき十分配慮すること。
五今回の改正における職域年金相当部分の根拠、水準が必ずしも明確でないので、この点につき、社会経済情勢の推移、他の共済年金制度との均衡等を考慮し、見直しに関して検試すること。なお、職域年金相当部分の支給要件については、その緩和を図ること。
六既裁定の遺族年金については、最低保障の改善を図ること。
七併給調整については、その実施過程における問題を見極めて再検討すること。
八生計維持関係の要件については、制度間の不均衡の是正に努めること。また、被扶養配偶者の認定基準については、適正なものとするよう検討すること。
九本制度の今後の改善に当たっては、公的年金制度として整合性ある発展を図るとともに、制度の沿革等にも配慮し、農林漁業団体の育成及び団体職員の人材確保を図るというねらいが損われないよう制度維持に万全を期すること。
十本制度の長期的安定に資するため、所要財源率の確保に努めるとともに、組合員の急激な負担増をともなわないよう配慮すること。
十一農林年金財政の健全化に資するため、今後とも必要な補助額を確保し、行革関連特例法に基づく国庫補助の縮減額については、適正な利子を付して速やかに返還するよう努めること。
十二一定期間を超えて雇用される臨時職員の組合加入を一層促進するよう指導すること。
十三年金の支給開始年齢の引き上げに対処し、農林漁業団体の経営基盤を強化して、農林漁業団体職員の定年延長を図る等雇用条件の改善につき適切な指導を行うこと。
政府は、農林漁業団体職員の老後保障等を確保するため、本制度の沿革等を踏まえつつ、本制度の長期的安定と運営の円滑化が期せられるよう、次の事項を検討し、その実現を図るべきである。
一今回の改正は、共済年金制度の歴史上例をみない抜本的な改正であるので、組合員はもとより国民全体の理解と納得を得られるよう周知徹底を図ること。
二公的年金一元化の内容及びスケジュールが依然として具体的にされていないので、できるだけ速やかに、その内容等につき明らかにすること。
三基礎年金の水準、費用負担のあり方等については、国民年金法の附則の規定に基づき、今後できるだけ速やかに検討に着手すること。
四今回の改正における職域年金相当部分の根拠、水準が必ずしも明確でないので、この点につき、社会経済情勢の推移、他の共済年金制度との均衡等を考慮し、引き続き検討を行うこと。
五既裁定の遺族年金について、最低保障の改善を図ること。
六禁錮刑等による給付制限措置については、今回の改正後、組合員の掛金相当部分については行わないこととすること。
七併給調整について、その実施過程における問題を見極めた上で再検討すること。
八遺族共済年金に係る生計維持関係の要件について、制度間の不均衡の是正に努めること。また、被扶養配偶者の認定基準については、適正なものとすること。
九農林年金財政の健全化に資するため、今後とも必要な補助額を確保し、その財政基盤の強化等に努めること。また、昭和五十七年度から昭和六十年度までの間減額された国庫補助額については、適正な利子を付して速やかにその減額分の補填を行うよう努めること。
十一定期間を超えて雇用されるパート等臨時職員の組合加入を一層促進するよう指導すること。
十一農林漁業団体の経営基盤の強化に努めるとともに、年金の支給開始年齢の引き上げに対処し、団体職員の定年制の延長等雇用条件の改善が図られるよう適切な指導を行うこと。
十二本制度の今後の改善に当たっては、公的年金制度として整合性ある発展を図りつつ、制度発足の経緯、沿革等にも配慮し、農林漁業団体の育成及び職員の人材確保を図る趣旨が損なわれないよう制度の維持に万全を期すること。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110201083)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。