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閣法第104回国会 第20号成立

日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案

昭和61年法律第76号 日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律
提出昭和61年2月12日 内閣
付託衆議院 運輸委員会
参議院 運輸委員会
成立昭和61年5月21日
昭和61年法律第76号
審議会議 14回・発言 2,329(政府答弁等 1,094)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院運輸委員会・運輸委員会社会労働委員会連合審査会

  1. S61.4.1趣旨説明・質疑本会議 1642
  2. S61.4.8趣旨説明運輸委員会 8199
  3. S61.4.11質疑運輸委員会 9270
  4. S61.4.15質疑運輸委員会 10459
  5. S61.4.18質疑運輸委員会 11311
  6. S61.4.23質疑運輸委員会社会労働委員会連合審査会 172
  7. S61.4.25質疑・討論・採決・附帯決議運輸委員会 13320
  8. S61.5.6委員長報告・討論・採決・附帯決議本会議 2512

参議院運輸委員会

  1. S61.5.7趣旨説明・質疑本会議 1430
  2. S61.5.8趣旨説明運輸委員会 1094
  3. S61.5.13質疑運輸委員会 11120
  4. S61.5.15質疑運輸委員会 12180
  5. S61.5.20質疑・討論・採決・附帯決議運輸委員会 13524
  6. S61.5.21附帯決議・委員長報告・討論・採決本会議 1832

提案理由

三塚博 運輸大臣 昭和61年4月1日

日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。

 国鉄の経営は、昭和五十九年度末において繰越欠損金が十二兆円を超えたほか、長期債務残高も二十一兆八千億円に達するなど、まさに危機的状況にあります。

 このため、政府におきましては、昨年七月に提出された日本国有鉄道再建監理委員会の意見を最大限に尊重し、昭和六十二年四月一日から新経営形態へ移行することにより国鉄の経営する事業の抜本的改革を図ることといたしているところでありますが、これと並行して、日本国有鉄道の経営する事業の再建の推進に関する臨時措置法第三条の規定に基づき、国鉄の経営する事業の運営の改善のために緊急に講ずる必要があると認められる事項について所要の措置を講じ、国鉄の経営する事業の適切かつ健全な運営を実現するための体制整備に資するよう努めているところであります。

 本法律案は、昭和六十一年度において、このような緊急に講ずべき措置として、国鉄の長期債務に係る負担の軽減及び職員の退職の促進を図るための特別措置を定めることとしたものであります。

 次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。

 第一に、国鉄の長期債務に係る負担の軽減を図るため、政府は、資金運用部が国鉄に貸し付けている資金に係る債務のうち、既に棚上げ措置を講じている特定債務五兆円余を一般会計に承継させることとし、一般会計は同額の資金を国鉄に対し無利子で貸し付けたものとすることといたしております。また、現在一般会計が国鉄に貸し付けている一定の無利子貸付金に係る債務の償還期限等の延長についても、必要な措置を講ずることといたしております。

 第二に、国鉄の職員が著しく過剰である状態を緊急に解消するため、国鉄の行う退職希望職員の募集に応じて退職を申し出、認定を受けた職員が昭和六十一年度中に退職したときは、その者に対し俸給、扶養手当及び調整手当の合計額の十カ月分の額に相当する特別給付金を支給するなど、所要の措置を講ずることといたしております。

 以上が、日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案の趣旨でございます。(拍手)

     ────◇─────

 日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑

第104回国会衆議院会議録第16号3頁(昭和61年4月1日)〔三塚博運輸大臣発言・発言番号24〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 運輸委員会昭和61年4月25日

政府及び日本国有鉄道は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。

一退職希望職員の募集に当たっては、雇用不安を生じさせることのないよう必要な再就職先の確保に努めること。

二退職希望職員の再就職のあっせんに当たっては、その者の意向を十分尊重するとともに、その家族の生活の安定を図るため、移転等に伴う住宅のあっせん及び子弟の就学問題等についても配慮すること。

三国鉄関連企業に対し、退職希望職員の受け入れを要請するに当たっては、受け入れ先の実情を十分配慮して行うこと。

四希望退職を円滑に推進するため、正常な労使関係及び国鉄職員の理解と協力を得るよう努めること。

参議院 運輸委員会昭和61年5月20日

政府及び日本国有鉄道は、次の事項について配慮すべきである。

一本法による希望退職を円滑に推進するため、労使の信頼関係を確立し、国鉄職員の理解と協力を得るよう努めること。

二退職希望職員に対する特別給付金の給付については、運用上、一層の配慮を行うこと。

三退職希望職員の募集に当たっては、再就職先の確保を期すとともに、当該職員の意思を十分尊重して行うこと。なお、移転等に伴う住宅及び就学問題などに関し配慮すること。

四国鉄の駅の無人化に当たっては、ホームの構造、保安施設の整備状況等につき安全性を確認して行うこと。

参議院 本会議昭和61年5月21日

以上、御報告申し上げます。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110401020)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。