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閣法第108回国会 第10号成立

外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案

昭和62年法律第17号 外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律
提出昭和62年2月6日 内閣
付託衆議院 運輸委員会
参議院 運輸委員会
成立
昭和62年法律第17号
審議会議 5回・発言 716(政府答弁等 318)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院運輸委員会

  1. S62.3.25趣旨説明・質疑・附帯決議・採決運輸委員会 1352
  2. S62.3.25委員長報告・採決・附帯決議本会議 989

参議院運輸委員会

  1. S62.3.26趣旨説明・質疑運輸委員会 1240
  2. S62.3.27質疑・附帯決議・採決運輸委員会 2118
  3. S62.3.27附帯決議・委員長報告・採決本会議 877

提案理由

橋本龍太郎 運輸大臣 昭和62年3月25日

 初めに、外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。

 我が国外航海運は、世界的な船腹過剰による不況の長期化に加え、一昨年秋以降の大幅な円高の影響を受けて、その経営が極めて悪化しており、この難局を克服すべく、海運企業においては、大幅な経営合理化等の自助努力を懸命に行っているところであります、

 一方、現行の外航船舶建造融資利子補給につきましては、昭和五十四年度から三カ年間に日本開発銀行及び一般金融機関の融資を受けて建造された船舶を対象として行われているものでありますが、国の厳しい財政事情により、五十七年度以降やむなく利子補給金の一部の支給を後年度に繰り延べる措置を講じてきており、今後もこうした事情を踏まえ所要の繰り延べ措置を講じていかざるを得ない状況であります。

 このような状況にかんがみ、利子補給金の支給繰り延べ措置により生ずる海運企業の負担の軽減を図るため、利子補給金相当額の建造融資利子の支払いを日本開発銀行が猶予できる制度を設けることがこの法律案の趣旨であります。

 次に、この法律案の概要につきまして御説明申し上げます。

 第一に、政府と日本開発銀行との利子補給契約による昭和六十二年度以降の融資残高に係る利子補給金についての支給繰り延べ措置に対応し、日本開発銀行は、利子補給対象の海運企業に対し、六十二年度以降生ずる建造融資利子のうち利子補給金相当額の支払いを、所定の条件により、猶予できることとしております。

 第二に、政府は、日本開発銀行に対し、猶予対象利子額に相当する額の交付金を、猶予対象利子が生じた年度から起算して三年度を経過した年度以降五年度の各年度において五分の一ずつ交付するとともに、猶予期間中毎年度猶予対象利子の残高に所定の利率を乗じて計算した額の交付金を交付するものとしております。

 第三に、各年度において猶予対象利子額の五分の一に相当する額の交付金の交付があったときは、繰り延べられた利子補給金の支給があったものとみなし、当該年度において海運企業が日本開発銀行に支払うべき猶予対象利子額について、その支払いを要しないこととしております。

 以上が、この法律案を提案する理由であります。

第108回国会衆議院運輸委員会議録第1号2頁(昭和62年3月25日)〔橋本龍太郎運輸大臣発言・発言番号4〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 運輸委員会昭和62年3月25日

案文はお手元に配付いたしましたので、朗読を省略いたします。本附帯決議は、本日の法案審査の過程におきまして委員各位からの御意見及び御指摘のありました問題点を取りまとめたものでありまして、本案の実施に当たり、政府において特に留意すべきところを明らかにし、我が国外航海運業の経営の安定に資そうとするものであります。以上をもって本動議の趣旨の説明を終わります。―――――――――――――外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)政府は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。

一円高・長期不況に伴う厳しい船員雇用情勢に対処するため、新たな職域の確保に努めるなど積極的な施策を講ずること。

二今後における我が国商船隊の構成・規模等の検討に当たっては、日本船及び日本人船員の役割について一層明らかにするよう努めること。

三世界的な船腹過剰を克服するため、我が国海運企業等の関係者においても、積極的に解撤を促進するとともに、船腹過剰を助長することがないよう努めること。

四イラン・イラク紛争に伴う国際海運の安全が脅かされている現状にかんがみ、引き続き必要な安全確保の努力を行うこと。―――――――――――――

参議院 運輸委員会昭和62年3月27日

政府は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。

一円高・長期不況に伴う厳しい船員雇用情勢に対処するため、新たな職域の確保など積極的な施策を講ずること。

二今後における我が国商船隊の構成・規模等については、海運造船合理化審議会の中間報告を踏まえて、日本船及び日本人船員の位置付けについて一層明らかにするよう努めること。

三我が国海運企業等の関係者においては、世界的な船腹過剰を克服するため、積極的に船舶解撤を促進するとともに、船腹過剰を助長することがないよう努めること。

四イラン・イラク紛争に伴う国際海運の安全が脅かされている現状にかんがみ、引き続き必要な安全確保の努力を行うこと。

参議院 本会議昭和62年3月27日

以上、御報告申し上げます。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110801010)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。