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国会審議›第108回国会›閣法第37号
閣法第108回国会 第37号成立

沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案

昭和62年法律第4号 沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律
提出昭和62年2月13日 内閣
付託衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会
参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会
成立
昭和62年法律第4号
審議会議 4回・発言 378(政府答弁等 167)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会

  1. S62.3.25趣旨説明・質疑・採決・附帯決議沖縄及び北方問題に関する特別委員会 2206
  2. S62.3.25採決・委員長報告・附帯決議本会議 989

参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会

  1. S62.3.27趣旨説明・質疑・採決・附帯決議沖縄及び北方問題に関する特別委員会 2161
  2. S62.3.27附帯決議・委員長報告・採決本会議 877

提案理由

綿貫民輔 国土庁長官・北海道開発庁長官・沖縄開発庁長官 昭和62年3月25日

ただいま議題となりました沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。

 本年は沖縄が本土に復帰して十五年になりますが、この間、政府は、沖縄における本邦の諸制度の円滑な実施を図るため、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律により、各般の特別措置を定め、沖縄における基礎条件の改善に努めてきたところであり、順次、本邦の諸制度への移行が図られ、また、本土との各方面にわたる格差は縮小されつつあります。

 その一方で、本土から遠く離れ、かつ、広大な海域に散在する多くの離島から構成されているなどの地理的条件に加えて、長年にわたり米国の統治下にあったという特殊事情などから、沖縄の経済社会は、依然として厳しい状況にあり、今後も、引き続き沖縄経済の自立的発展、雇用の場の拡大を図る観点から、県内企業の育成強化と県民生活の安定等を図っていく必要があります。

 このような状況にかんがみ、沖縄の復帰に伴う国税関係法令の適用の特例措置のうち内国消費税及び関税に関する特例措置の適用期限を原則として五年延長するとともに、本土と同様に食糧管理法を適用するため食糧管理法に関する特例措置の規定を削除することとし、ここにこの法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案につきまして、その概要を申し上げます。

 まず、第一は、税制関係の特例措置のうち、内国消費税に関して、沖縄県産酒類に係る酒税の軽減措置、沖縄県産砂糖に係る砂糖消費税の軽減措置、揮発油税及び地方道路税の軽減措置、指定施設において消費する輸入ウイスキー類に係る酒税の軽減措置の期限を原則として五年延長するとともに、さらに、関税等に関して、製造用原料品に係る軽減措置、発電用石油の免税措置、消費生活物資に係る軽減措置及びいわゆる観光戻し税の制度について、その適用期限を五年延長することとしております。

 次に第二は、食糧管理法に関する特例措置について、本土と同様に食糧管理法を適用するため、沖縄産米穀や麦の政府買い入れ規定の適用除外、集荷及び販売業者制度の適用除外、農業協同組合による沖縄産米穀の売買とこれに伴う交付金制度措置、米麦の政府売り渡し価格の特例等の規定を削除することとしております。

 以上が、この法律案の提案理由及び概要であります。

 何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願いいたします。

第108回国会衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会議録第2号2頁(昭和62年3月25日)〔綿貫民輔国土庁長官発言・発言番号8〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会昭和62年3月25日

政府は、本法の施行に当たり、次の諸点に配慮し、適切な施策を講ずべきである。

一沖縄の経済社会の実態にかんがみ、沖縄の特性を生かした各種産業の振興及び県民生活の安定向上について、引き続き一層の努力を払うこと。

二食糧管理法の特例の廃止に当たっては、県民の実情を十分配慮し、遺憾のないよう処理すること。

三沖縄の社会資本の整備を引き続き進めるとともに、国の補助率については、沖縄県の特殊事情を考慮し引き続き特段の配慮を行うこと。

四高い失業率を抱えた沖縄県の雇用問題に対処するため、雇用機会の増大になお一層努めること。

五米軍施設・区域については、日米両国において返還合意のあったものについてその早期返還に努めるとともに、返還跡地の有効利用を図ること。

六沖縄電力株式会社の民営化問題については、沖縄の実情を十分配慮しつつ、電力の安定的かつ適正な供給が確保されるよう努めること。

参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会昭和62年3月27日

政府は、本法の施行に当たり、沖縄県の特性にかんがみて次の諸点に配慮し、適切な施策を講ずべきである。

一沖縄県の経済社会の実態に配意し、第一次産業をはじめ各種産業の振興、高失業率の解消と雇用の安定、自由貿易地域の設置、社会資本の充実等に努め、県民生活の一層の向上を図ること。

二食糧管理法の特例の廃止に当たっては、米穀流通過程の混乱を来さぬよう十分に配慮すること。

三米軍施設・区域については、日米両国において返還合意のあったものについてその早期返還に努めるとともに、返還跡地の有効利用を図ること。

参議院 本会議昭和62年3月27日

以上、御報告申し上げます。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110801037)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。