TaiLexi AI日本の判例・法令
国会審議›第114回国会›閣法第76号
閣法第114回国会 第76号成立

民間事業者による老後の保健及び福祉のための総合的施設の整備の促進に関する法律案

平成元年法律第64号 地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律
提出平成元年4月14日 内閣
付託参議院 社会労働委員会
衆議院 社会労働委員会
成立
平成元年法律第64号
審議会議 4回・発言 439(政府答弁等 178)

審議経過

右の数字は会議の発言数

参議院社会労働委員会

  1. H1.6.16趣旨説明・質疑・討論・採決・附帯決議社会労働委員会 3198
  2. H1.6.19附帯決議・採決・委員長報告本会議 1584

衆議院社会労働委員会

  1. H1.6.21趣旨説明・質疑・附帯決議・採決社会労働委員会 7203
  2. H1.6.22採決・委員長報告・附帯決議本会議 2438

提案理由

小泉純一郎 厚生大臣 平成元年6月16日

ただいま議題となりました民間事業者による老後の保健及び福祉のための総合的施設の整備の促進に関する法律案につ

いて、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 我が国におきましては、急速な高齢化の進展、地域及び家庭を取り巻く環境の変化等に伴い、国民の老後に係る多様な保健サービス及び福祉サービスに対する需要が増大しております。

 高齢化の進展等に伴うこのような国民の多様な需要にこたえ、老人が生きがいを持ち健康で安らかな生活を営むことができる地域社会を形成していくためには、公的保健福祉サービスの充実はもとより、民間事業者が公的保健福祉サービスとの連携のもとに保健サービス及び福祉サービスを総合的に提供する場合について、その促進を図っていくことが必要であります。

 このため、民間事業者が地域においてこれらのサービスを総合的に提供する施設の整備を行う場合について、所要の支援措置を講ずることとし、この法律案を提出することとした次第であります。

 以下、この法律案の主な内容につきまして御説明申し上げます。

 まず第一に、この法律案において特定民間施設として整備の対象としておりますのは、公的保健福祉サービスとの連携のもとに地域において保健サービス及び福祉サービスを総合的に提供する一部の施設であって、民間事業者が整備するものであります。

 第二に、厚生大臣は、特定民間施設の整備に関する基本的な事項等を定めた基本方針を策定するとともに、民間事業者が作成した特定民間施設の整備計画について、関係都道府県等の意見を聴取し基本方針に照らし認定を行うこととしております。

 第三に、認定を受けた整備計画に従って特定民間施設の整備の事業を行う民間事業者に対し、課税の特例、事業の実施に必要な資金の確保等の支援措置を講ずることといたしております。

 なお、この法律の施行期日は、公布の日としております。

 以上が、この法律案の提案理由及びその内容の概要であります。

 何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。

第114回国会参議院社会労働委員会会議録第3号3頁(平成元年6月16日)〔小泉純一郎厚生大臣発言・発言番号13〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

参議院 社会労働委員会平成元年6月16日

政府は、次の事項について、適切な措置を講ずべきである。

一高齢者に対する福祉施策については、公的責任のもとに一層推進することとし、ホームヘルパー派遣事業、デイ・サービス事業、ショートステイ事業等の在宅福祉サービスの充実や特別養護老人ホーム等の計画的整備を図ること。

二シルバーサービスについては、営利主義が高齢者の福祉を阻害することのないように、適切な指導や規制を行うとともに、公的施策との連携のもとに良質のサービスが提供されるよう努めること。

三整備計画の認定を受ける事業については、当該事業に税制面・金融面からの公的な支援が行われるものであることから、その公益性に十分留意するとともに、事業運営には利用者等の意見が適切に反映されるよう指導すること。

四公益法人を初め民間非営利団体が、容易に本法の事業者となり得るよう、積極的に誘導策を検討すること。

五地方公共団体が「健康長寿のまち構想」に基づき策定する基本計画は、保健・福祉にかかわる施策を中心としつつ、高齢者の住宅・生活環境の改善、就労機会の確保など、高齢者が住みやすく、しかも多世代の交流が図られるよう、総合的な地域づくりを目指すものとすること。

六有料老人ホームの入居一時金及び利用料が過大にならないよう指導するとともに、厚生年金の福祉施設として行う有料老人ホームその他の公的な有料老人ホームの拡充について検討すること。

七高齢化社会において需要が著しく高まる介護サービスを担うマンパワーの必要数について、適切な将来推計を行うよう努めること。

衆議院 社会労働委員会平成元年6月21日

政府は、次の事項について、適切な措置を講ずべきである。

一ホームヘルパー派遣事業をはじめとする在宅福祉サービスや特別養護老人ホーム等の高齢者に対する福祉施策については、公的責任のもとにその計画的整備を一層推進していくこと。

二シルバーサービスについては、高齢者の福祉を第一義として、公私の役割分担を明確にしつつ公的施策との連携のもとに良質のサービスが提供され、営利主義が高齢者の福祉を阻害することのないよう民間事業者を適切に指導すること。

三高齢者が安心して暮らせる住まいの対策については、ケアハウスの整備、公営住宅の活用等を積極的に推進し、有料老人ホームの利用が困難な者にも利用しやすい施策の充実に努めること。

四有料老人ホームの入居一時金及び利用料が過大にならないよう指導するとともに、厚生年金の福祉施設として行う有料老人ホームその他の公的な有料老人ホームの拡充について検討すること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=111401076)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。