マンションの管理の適正化の推進に関する法律案
参議院 国土・環境委員会
平成12年法律第149号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院建設委員会
- H12.11.22趣旨説明・質疑・採決建設委員会 498
- H12.11.28委員長報告・採決本会議 1847
- H12.12.1参議院回付案同意・参議院回付案本会議 2026
参議院国土・環境委員会
- H12.11.30趣旨説明・質疑・修正案趣旨説明・修正案・採決(修正)国土・環境委員会 595
- H12.11.30委員長報告・採決(修正)本会議 1552
提案理由
山本有二 議員(発議者) 平成12年11月22日マンションの管理の適正化の推進に関する法律案につきまして、その趣旨及び主な内容を御説明いたします。
土地利用の高度化の進展等に伴い、都市部における持ち家住宅として定着いたしました分譲マンションは、そのストックが約三百七十万戸に達し、約一千万人が居住するなど、国民の住生活上、その重要性が増大しております。
マンションにおける快適な居住の実現と良質な住宅ストックとしての維持保全に当たっては、その管理が適切に行われることが必要でありますが、マンションの管理に当たるそれぞれの管理組合は必ずしも管理業務に精通していないこと、管理組合と業務を委託している管理業者が契約内容や金銭処理等に関しトラブルを起こす例があること、マンションの管理に関する専門知識を持った人材や相談体制が不十分であること等、適切なマンションの管理の推進に当たっての課題が存在しております。
このような状況にかんがみ、本案は、マンション管理士の資格を定め、マンション管理業者の登録制度を実施する等マンション管理の適正化を推進するための措置を講ずることによりまして、マンションにおける良好な居住環境の確保を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的として提案するものでございます。
次に、本案の主な内容について御説明申し上げます。
第一に、国土交通大臣は管理組合によるマンションの管理の適正化に関する指針を定めることとするとともに、管理組合及び区分所有者はマンションの適正な管理に努めなければならないものとし、国及び地方公共団体は必要な情報提供等に努めなければならないものとしております。
第二に、国土交通大臣の登録を受けて、管理組合の運営その他のマンションの管理に関し、管理組合の管理者等の相談に応じ、助言、指導等を業務として行うマンション管理士の資格制度を創設するものとしております。
第三に、管理組合から委託を受けてマンションの管理に関する事務を業とする者について、マンション管理業者としての国土交通大臣の登録及び管理業務主任者の制度を整備するとともに、その業務に関し必要な規制、監督を行うものとしております。
第四に、国土交通大臣は、管理組合によるマンションの管理の適正化の推進を図ることを目的とする財団法人のマンション管理適正化推進センター及びマンション管理業者の業務の改善向上を図る事業を行う社団法人を指定することができることとしております。
第五に、宅地建物取引業者は、管理組合の管理者等へ設計図書を交付しなければならないものとしております。
以上が、本案の提出の趣旨及び主な内容でございます。
何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようよろしくお願い申し上げます。
第150回国会衆議院建設委員会議録第4号4頁(平成12年11月22日)〔山本有二議員発言・発言番号2〕 会議録 国会会議録検索システム
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=115002017)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。