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閣法第154回国会 第22号成立

農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法案

平成14年法律第52号 農林漁業法人等に対する投資の円滑化に関する特別措置法
提出平成14年2月15日 内閣
付託衆議院 農林水産委員会
参議院 農林水産委員会
成立
平成14年法律第52号
審議会議 8回・発言 890(政府答弁等 322)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院農林水産委員会

  1. H14.3.28趣旨説明農林水産委員会 4150
  2. H14.3.28趣旨説明・質疑本会議 1718
  3. H14.4.2質疑農林水産委員会 586
  4. H14.4.3質疑・採決・討論・附帯決議農林水産委員会 6493
  5. H14.4.4採決・委員長報告・附帯決議本会議 2048

参議院農林水産委員会

  1. H14.4.25趣旨説明農林水産委員会 85
  2. H14.5.21質疑・採決・討論・附帯決議農林水産委員会 9271
  3. H14.5.22採決・委員長報告・附帯決議本会議 2658

提案理由

武部勤 農林水産大臣 平成14年3月28日

 続きまして、農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。

 効率的かつ安定的な農業経営を育成し、地域農業の活性化を図っていくためには、家族農業経営の発展の支援とあわせて、法人形態の農業経営の育成を推進していくことも重要であります。

 近年、農業法人は増加傾向にありますが、その経営内容は自己資本が少ないといった問題があり、農業法人が地域農業の担い手として健全に発展していけるようにするためには、農業法人の自己資本の充実を促進していく必要があります。

 政府といたしましては、このような課題に対処して、農業法人に対する投資の円滑化を図るための措置を講ずることとし、この法律案を提出した次第であります。

 次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。

 第一に、農業法人に対する投資育成事業を営もうとする会社は、当該事業に関する計画を作成し、農林水産大臣の承認を受けることができることとしております。

 第二に、農林漁業金融公庫は、その業務の特例として、農業法人に対する民間の投資を補完するため、事業計画の承認を受けた会社が農業法人投資育成事業を営むのに必要な資金の出資の業務を行うことができることとしております。

 第三に、事業計画の承認を受けた会社は、農業協同組合法の特例として、農事組合法人に対して投資を行うことができることとしております。

 第四に、事業計画の承認を受けた会社であって、農協系統及び地方公共団体がその議決権の過半数を有しているものは、農地法の特例として、農業生産法人に対して投資を行うことができることとしております。

 以上が、これら二法律案の提案の理由及び主要な内容であります。

 何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。

第154回国会衆議院農林水産委員会議録第4号21頁(平成14年3月28日)〔武部勤農林水産大臣発言・発言番号146〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 農林水産委員会平成14年4月3日

まず、案文を朗読いたします。農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法案に対する附帯決議(案)農業を取り巻く諸情勢の変化に対処し、農業の持続的な発展に向け望ましい農業構造を確立するため、家族農業経営発展の支援と併せ、農業経営の法人化を推進し、その経営基盤の強化を図ることが重要な課題となっている。よって政府は、本法の施行に当たり、左記事項の実現に万全を期すべきである。記

一農業経営の法人化に当たっては、専業的家族経営とともに地域農業の核となる農業法人を育成する観点から、本法に基づく投資制度を適切に運営するとともに、各種の政策支援の充実を図ること。

二農業法人投資育成会社の農業法人への投資に当たっては、農業法人の実態や意向を十分に踏まえて投資基準を作成するなど、農業法人の健全な育成に資するような適切な運営がなされるよう、留意すること。

三農業法人に対する投資育成事業の実施に当たっては、農業法人の経営の自立性を損なわないよう配慮すること。

参議院 農林水産委員会平成14年5月21日

農業を取り巻く諸情勢が大きく変化する中で、農業経営に関連する諸施策を抜本的に見直し、その強力な推進を図ることが重要な課題となっている。よって政府は、本法の施行に当たり、次の事項の実現に努め、制度資金を通じた農業経営の改善に万全を期すべきである。

一今回の各種制度資金の見直しと融資手続の改善に当たっては、担い手向けにわかりやすく使いやすい資金制度とするという制度改正の趣旨が十分生かせるよう、最近における農業者の経営環境の悪化に対し十分配意するとともに、申請者の自主性の尊重及びその経営実態を踏まえた的確な融資に留意すること。また、各種制度資金の融資を受けた者に対しては、着実な経営改善が図られるよう、農業改良普及センター等の指導に万全を期すること。

二各種制度資金の融資枠については、担い手の資金需要の動向等を踏まえ、適切な水準とすること。

三農業改良資金について、高リスク農業へチャレンジするための資金へと抜本的に改めることにかんがみ、従前、農業改良資金が担ってきた農家生活方式の改善、青年農業者等の育成については、農村現場の実情等を踏まえ、今後とも適切な措置を講ずること。

四農業信用基金協会の保証については、制度資金の円滑な融通に資するよう、制度の充実に努めること。

五制度資金の運営に重要な役割を果たす農協系統については、担い手のニーズに的確に対応し、地域農業の振興に積極的な役割を果たすため、生産資材コストの抜本的引下げ、適切な表示を前提とする農産物販売力の強化など、生産者及び消費者の信頼を高められるよう事業・組織の改革を強力に実行すること。

六農林漁業金融公庫の在り方の検討に当たっては、その機能及び役割を損なうことのないよう政府系金融機関全体の在り方を議論する中で、しかるべき時期に改革の方向性を明らかにすること。なお、その際、農業者の資金環境に支障をきたさないよう配慮すること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=115401022)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。