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最高裁第三小法廷判決棄却民集16巻4号693頁

最三小判 昭和37年4月10日

昭和35年(オ)第1208号 認知請求

裁判所
最高裁判所第三小法廷
裁判年月日
昭和37年4月10日 (1962-04-10)
事件番号
昭和35年(オ)第1208号
事件名
認知請求
裁判の種類・結果
判決 棄却
判例集等
民集16巻4号693頁
集民60号59頁
原審
福岡高等裁判所  昭和35年7月19日
分野
民事

判示事項

認知請求権は放棄することができるか

裁判要旨

子の父に対する認知請求権は放棄することができないものと解するのが相当である。

参照法条

主文

本件上告を棄却する。

上告費用は上告人の負担とする。

理由

上告代理人菅野虎雄の上告理由第一点について。

子の父に対する認知請求権は、その身分法上の権利たる性質およびこれを認めた民法の法意に照らし、放棄することができないものと解するのが相当であるから、原判決の引用する一審判決の所論判断は是認することができる。論旨は右と異る見解に立脚するものであつて採用できない。

同第二点について。

認知請求権はその性質上長年月行使しないからといつて行使できなくなるものではない。論旨もまた独自の見解にすぎず、引用判例は本件に適切でない。同第三点について。

原判決およびその引用する一審判決の事実摘示ならびに記録に徴するも、上告人は原審において所論主張をしたものとは認められないし、当審にいたつて新たに主張することはできない。論旨はもとより採用できない。

よつて、民訴四〇一条、九五条、八九条に従い、裁判官全員の一致で、主文のとおり判決する。

最高裁判所第三小法廷

裁判長裁判官 河村又介

裁判官 垂水克己

裁判官 石坂修一

裁判官 五鬼上堅磐

出典:裁判所ウェブサイト「裁判例検索」(https://www.courts.go.jp/hanrei/57716/detail2/index.html)。本文は同サイト掲載の判決書PDFからTaiLexi AIがテキスト化・整形したもの(正確な文言は原本PDFを参照)。判示事項・裁判要旨・参照法条は裁判所の公表どおり。
出典:国立国会図書館「次世代デジタルライブラリー」(https://lab.ndl.go.jp/dl/)のOCRテキストデータ(原資料:国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1674055)。TaiLexi AIが編集・加工(OCRの誤りを含む場合があります)。原データ(OCRテキスト)はパブリック・ドメイン・マーク(PDM)付きで、自由に二次利用できます。個人の氏名・住所等はTaiLexi AIがアルファベット等に置き換えています。