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国会審議›第2回国会›閣法第83号
閣法第2回国会 第83号成立修正あり

国有鉄道運賃法案

昭和23年法律第112号 国有鉄道運賃法
提出昭和23年6月2日 内閣
付託衆議院 運輸及び交通委員会
参議院 運輸及び交通委員会
成立
昭和23年法律第112号
審議会議 30回・発言 1,620(政府答弁等 533)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会・運輸及び交通委員会

  1. S23.6.4趣旨説明運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 18
  2. S23.6.4趣旨説明運輸及び交通委員会 98
  3. S23.6.5質疑運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 219
  4. S23.6.5質疑運輸及び交通委員会 106
  5. S23.6.7質疑運輸及び交通委員会 1134
  6. S23.6.8質疑運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 372
  7. S23.6.9質疑運輸及び交通委員会 1238
  8. S23.6.10質疑運輸及び交通委員会 1364
  9. S23.6.11質疑運輸及び交通委員会 14113
  10. S23.6.15質疑運輸及び交通委員会 1655
  11. S23.6.16質疑運輸及び交通委員会 1740
  12. S23.6.17質疑運輸及び交通委員会 18110
  13. S23.6.18質疑運輸及び交通委員会 1950
  14. S23.6.19質疑運輸及び交通委員会 2084
  15. S23.6.21質疑運輸及び交通委員会 2118
  16. S23.6.22質疑運輸及び交通委員会 2241
  17. S23.6.28質疑運輸及び交通委員会 25252
  18. S23.6.29質疑運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 415
  19. S23.6.29質疑運輸及び交通委員会 2643
  20. S23.7.2修正案趣旨説明・討論・採決(修正)運輸及び交通委員会 2822
  21. S23.7.2委員長報告・修正案趣旨説明・討論・採決(修正)本会議 7695
  22. S23.7.5修正案本会議 791

参議院運輸及び交通委員会

  1. S23.6.7趣旨説明・質疑運輸及び交通委員会 239
  2. S23.6.14質疑運輸及び交通委員会 430
  3. S23.6.16公聴会運輸及び交通委員会 594
  4. S23.6.17質疑運輸及び交通委員会 655
  5. S23.6.21質疑運輸及び交通委員会 867
  6. S23.6.22質疑運輸及び交通委員会 952
  7. S23.6.30質疑運輸及び交通委員会 1169
  8. S23.7.3質疑・修正案趣旨説明・討論・議案(衆議院修正部分)・採決運輸及び交通委員会 14149
  9. S23.7.4委員長報告・少数意見報告・討論・採決本会議 59139
  10. S23.7.5少数意見報告書本会議 601

提案理由

岡田勢一 運輸大臣 昭和23年6月4日

ただいま議題となりました國有鉄道運賃法案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。

 國有鉄道は、創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでございますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰により、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一年、二十二年の両年度にわたりまして多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。さらに今回物價の改訂、賃金水準の引上げ等が行われることになりまして、國鉄收支の懸隔は、企業の根本原則を喪失いたしますのみならず、國家財政の健全性を危殆に陷れることとなりますので、このたび運賃改正をはかり、財政法第三條の特例に関する法律によりまして、國会の御審議をお願いすることとなつたのでございます。

 國有鉄道事業は、独占的であり、かつ公共的性質のものでありますので、経営並びに運賃のいかんは、直接國民大衆の日常生活に多大の影響を及ぼします関係上、その経営能率を高揚して、経費を節減し、運賃値上げは最小限度に止めなければならぬことは申すまでもないのでありますが、このたびの改訂に際しましても、日本経済の現状に鑑み、物價の高騰は依然としてできるだけ抑制せねばならぬことが強く要請されますので、貨物運賃は採算コストを無視いたしましても、低位にこれを抑えることが必要であります。そこで政府におきましては、あらゆる角度からいろいろ考慮檢討を加えました結果、貨物及び旅客運賃ともに現行の約三・五倍に引上げることに案を決定したのでございます。戰前に比べまして、現行運賃は、旅客、貨物ともに約二十二倍になつておりますので、今回も同率値上げをいたすことにしたのでありますが、鉄道を利用せられます多数の國民諸君に対しまして、実質的の御負担の増加と相なりますことは、まことに心苦しい次第でございます。從いまして政府といたしましては、かかる運賃値上げを行います以上、十分なる自己反省のもとに、鉄道特別会計の合理化を行つて、幾分でも國民大衆の負担の軽減をはかり、その納得を得なければならぬと存じます。すなわち今年度國有鉄道予算案は、当初要求に比し、大藏省と打合わせの結果、人員において約六万人、修繕費及び物件費等を合わせまして約六十億円の節減を行うこととし、非常に窮屈な経費を計上いたしますとともに、他方雜收入約十億円を計上する等の措置を講ずることとしたのでございますが、なおかつ收支不足百億円を出しておるのでありまして、この不足金は一般会計から繰入れることといたしたのでございます。また、今回増額を予定されております通行税は、全部これを旅客運賃の中に含めることといたしましたのも、この趣旨に基くものでございます。これら收支の細目につきましては、別途予算案において國会の御審議を願う次第でございますが、今回の値上げ、特に旅客運賃は、一見大幅値上げでありまして、種々御批判もあろうかと存ずるのでありますが、以上述べました通り、貨物、旅客両運賃全体といたしましては、現在の経営採算からは、なおかつ相当に下まわつた水準になつておるのであります。從いまして、現在の物價並びに経済の実情に照らしまして、何とか御了承を賜わりたいと思うのでございます。われわれ國有鉄道当局といたしましては、從來とも経営の合理化に努めてまいりましたつもりではありますが、さらにこれを促進し、徹底いたしますため、國有鉄道復興五箇年計画を作案いたしますとともに、その経営、機構、技術、経理等の全般にわたりまして刷新改善を速やかに実行したいと存じ、新たに國有鉄道審議会を設けまして、これが調査立案をいたすこととした次第でございます。今後とも、経営の合理化及び能率の向上等、輸送力の強化並びにサービスの改善等に積極的努力を傾注いたしまして、國民各位の御負託にこたえたいと存ずる次第でございます。

 何とぞ愼重御審議の上、可決せられんことをお願い申し上げる次第でございます。

第2回国会衆議院運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会議録第1号3頁(昭和23年6月4日)〔岡田勢一運輸大臣発言・発言番号2〕 会議録 国会会議録検索システム

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=100201083)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。