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国会審議›第28回国会›閣法第115号
閣法第28回国会 第115号成立修正あり

公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案

昭和33年法律第116号 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
提出昭和33年3月1日 内閣
付託衆議院 文教委員会
参議院 文教委員会
成立昭和33年4月23日
昭和33年法律第116号
審議会議 7回・発言 596(政府答弁等 246)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院文教委員会

  1. S33.3.7趣旨説明文教委員会 8161
  2. S33.4.9質疑文教委員会 1782
  3. S33.4.16質疑・修正案・修正案趣旨説明・附帯決議・採決(修正)文教委員会 18197
  4. S33.4.17委員長報告・修正案・採決(修正)本会議 3137
  5. S33.4.23参議院回付案・参議院回付案同意本会議 3450
  6. S33.4.25附帯決議本会議 1

提案理由

臼井莊一 政府委員(文部政務次官) 昭和33年3月7日

今回政府から提出いたしました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。

 国民のひとしく受くべき基礎的な教育としての義務教育につきましては、一定の水準が全国的に維持される必要のあることは、あらためて申し上げるまでもないところであります。しかしながら、現状を見まするに、戦後の学制改革による義務教育の拡充、急激な学齢児童生徒数の増加、さらにはまた近年における地方財政の事情等も影響いたしまして、学級編制基準及び教員定数基準の低下が問題になっておりますことは、まことに遺憾とするところであります。これが改善につきましては、各種の施策の必要なることは申すまでもありませんが、まずその前提として学級編制及び教員定数の標準を明定することが必要と考えられるのでありまして、政府が今回この法律案を提出いたしましたのも、これらの標準を明定し、もって義務教育水準の維持向上に資する趣旨にほかならないのであります。

 法律案の内容といたしましては、第一に、学級編制の標準を定めたことであります。現在一学級五十一人以上を収容する学級、いわゆるすし詰め学級は、小中学校を通じ、総学級数の約三分の一に相当する約十四万学級に上るのでありますが、これらの学級における教育につきましては、教師に負担が加わるばかりでなく、児童生徒の指導も困難となるのでありまして、教育効果を向上させる上にいろいろ支障を来たしておるのであります。このような点にかんがみ、学級規模を適正化し、教育効果の向上をはかるため、学校の種類に応じ学級編制の標準を法定するとともに学級編制に関する所要の手続を定めたものであります。

 内容の第二は、都道府県ごとの教職員の定数につきまして、その標準を定めたことであります。すなわち、小学校については学級担任を、中学校については教科担任を建前とし、また算定に当っては主として実学級数を基礎として、都道府県ごとに必要な教職員定数の総ワクを定め、教職員配置の適正化をはかることといたしたのであります。

 内容の第三は経過措置でありまして、以上の標準を一挙に実施することといたしますと、学校施設の整備その他につきまして急激な負担を伴うこととなりますので、標準に達していない都道府県につきましては、児童生徒数の減少、学校施設の整備等の状況を考慮して暫定的な標準を定め、漸次標準に達するよう経過措置を設けることといたしたのであります。

 なお、別に御審議を願っております地方交付税法の一部を改正する法律案におきましては、この法律によって算定される教職員の定数が基準財政需要額算出の測定単位になっておりますのとで、教職員給与費に対する国の財源措置につきましては義務教育費国庫負担制度及び地方交付税制度と両々相待って、一段と整備されることになるのであります。

 以上この法律案を提出いたしました理由及びその内容の概略を御説明申し上げました。何とぞ、十分御審議の上、すみやかに御賛成下さるようお願い申し上げます。

第28回国会衆議院文教委員会議録第8号16頁(昭和33年3月7日)〔臼井莊一政府委員発言・発言番号157〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 文教委員会昭和33年4月16日

案文を朗読いたします。公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案に対する附帯決議政府は、本法施行の際事務職員及び養護教諭の現員が本法によって算定された定数をこえる都道府県においては、その現員を確保するよう万全の措置を講ずべきである。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=102801115)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。