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衆法第55回国会 第30号成立

離島振興法の一部を改正する法律案

昭和42年法律第76号 離島振興法の一部を改正する法律
提出昭和42年6月23日 倉成正、外21名
付託参議院 地方行政委員会
衆議院 商工委員会
成立
昭和42年法律第76号
審議会議 4回・発言 316(政府答弁等 133)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院商工委員会

  1. S42.7.11委員長報告・採決・附帯決議本会議 3738
  2. S42.7.11趣旨説明・質疑・採決・附帯決議商工委員会 28368

参議院地方行政委員会

  1. S42.7.13趣旨説明・採決地方行政委員会 23144
  2. S42.7.14委員長報告・採決本会議 2556

提案理由

中村重光 議員(発議者) 昭和42年7月11日

ただいま議案となりました離島振興法の一部を改正する法律案について、提案者を代表して提案の理由を御説明申し上げます。

 現行の離島振興法は、本土から隔絶した離島の後進性を取り除くことを目的として昭和二十八年に制定され、その後数回にわたり一部改正を行ない、今日に至っております。この間、公共事業を中心とした離島振興対策事業の進展に伴ない、多年にわたる後進性の除去にはなおかなりの歳月を要するとはいえ、年々離島の面目を一新しつつあることはまことに喜ばしいことであります。

 しかしながら、ひるがえって離島における教育、文化、厚生等の社会面を見ますと、公共事業の整備に比べて立ちおくれが著しく、これが離島振興上の大きな障害となっております。最近、政府は社会開発の一環として、僻地における教育問題並びに厚生医療対策を重点事項として大きく取り上げ、その推進をはかっていますが、離島こそは、その置かれている自然的、社会的条件により、後進地域の縮図ともいうべく、教育及び社会福祉面における国の強力な対策が、従来から強く要請されていたところであります。

 これにかんがみ、離島における塩害、風害等の特殊な気象条件により施設の損耗度が著しいこと、及び運賃コストの割高等によって工事費の増大が地元の超過負担を招き、そのため離島市町村の貧弱な財政力をもってしては施設の完備が不可能である現状であり、この対策を早急に行なう必要があります。さらに離島は水が乏しく、地形が急峻で風も強く、さらに家屋が密集しているため、一たん火災が発生すると大火になりやすい条件にあり、離島の市町村財政をもってしては前述と同様、消防施設の整備が困難な状態であります。

 したがって、義務教育諸学校施設及び同災害復旧、教職員住宅及び集会室施設、保育所施設、並びに消防施設の国庫補助率を引き上げて、地域の特殊性に応じた諸対策をさらに一層推進する必要があります。

 以上が本改正案の提案の理由であります。

 すみやかに御賛同をお願いをいたしまして、提案説明を終わります。(拍手)

第55回国会衆議院商工委員会議録第28号20頁(昭和42年7月11日)〔中村重光議員発言・発言番号83〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 商工委員会昭和42年7月11日

政府は、本法施行に当り次の点につき特段の配慮を払うべきである。

一この法律改正にかかる事業に要する経費は、経済企画庁の所管に一括計上すること。

二国庫補助率が予算措置とされている公立文教施設、社会教育施設、医療施設および清掃施設で離島に設置する施設の整備に要する経費の補助率を引き上げること。以上のとおりであります。申すまでもなく、離島が置かれている環境は本土に比しすこぶる不利であり、離島住民の生活はまことにきびしいものがあるのであります。本決議案はこの趣旨に基づいて提出されたものであり、離島に対する国の施策の円滑化を期するため、予算上の窓口を経済企画庁一本にすべきであること、並びに離島における文教、社会、厚生施設等の国の補助をさらに拡大すべきであるというものであります。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=105502030)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。