関税定率法等の一部を改正する法律案
参議院 大蔵委員会
昭和43年法律第5号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院大蔵委員会
- S43.3.6趣旨説明大蔵委員会 6286
- S43.3.12質疑大蔵委員会 8242
- S43.3.13質疑大蔵委員会 9312
- S43.3.15質疑大蔵委員会 10379
- S43.3.19質疑大蔵委員会 11298
- S43.3.21質疑・附帯決議・採決大蔵委員会 12459
- S43.3.26委員長報告・採決・附帯決議本会議 1554
参議院大蔵委員会
- S43.3.7趣旨説明・補足説明大蔵委員会 414
- S43.3.28質疑・附帯決議・採決大蔵委員会 9111
- S43.3.30附帯決議・委員長報告・採決本会議 965
提案理由
水田三喜男 大蔵大臣 昭和43年3月6日まず、関税定率法等の一部を改正する法律案について申し上げます。
最近における内外の経済情勢の変化及び関税一括引き下げ交渉の妥結等の関税面における国際的動向に対応して、関税率及び関税の減免制度について所要の調整を行なうとともに、不当廉売関税制度の整備、開港の追加等を行なうため、関税定率法、関税法及び関税暫定措置法についてそれぞれ所要の改正を行なう必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。
以下、この法律案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
第一は、関税率について必要な調整を行なうことであります。すなわち、関税定率法及び関税暫定措置法を通じて六十二品目の実行税率を変更いたしますとともに、暫定税率の適用期限が本年三月三十一日とされている七十二品目につきまして、その適用期限を一年間延長いたしますほか、二十二の品目につき同種の品目の税率を統一する等の改正を行なうことといたしております。実行税率を変更する六十二品目の内訳は、税率を引き下げるものが関税割り当て制度の二次税率の引き下げを含め六十一品目であり、残りの一品目は、配合飼料用以外のトウモロコシの関税割り当て制度につきまして、その適用期限を一年間延長するとともに、二次税率を引き上げ、一次税率の一部を引き下げるものであります。
第二は、本年三月三十一日に適用期限が到来する重要機械類の免税制度等、関税の減免税または還付制度のうち十一の制度について、その適用期限を一年間延長することであります。
第三は、別途国会の御審議をお願いしております関税及び貿易に関する一般協定のジュネーヴ議定書による協定税率の引き下げに応じ、入国者の携帯貨物に対する簡易税率を引き下げることであります。
第四は、これも別途国会の御審議をお願いしております関税及び貿易に関する一般協定第六条の実施に関する協定を受諾することに伴い、現行不当廉売関税制度につきまして、規定の整備を行なうことであります。
このほか、最近における港湾施設の整備状況、外国貿易船の入出港状況及び輸出入実績等を考慮いたしまして、新たに開港として、千葉県の木更津港、広島県の土生港及び福岡県の苅田港を指定することといたしますとともに、若干の規定の整備をはかることといたしております。
第58回国会衆議院大蔵委員会議録第6号1頁(昭和43年3月6日)〔水田三喜男大蔵大臣発言・発言番号3〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
一今日の憂慮すべき異常なる国際経済状勢を充分認識し、米国の輸入課徴金を含む一連の輸入制限措置問題に対しては断固たる態度をもつて対処し、また、ケネデイ・ラウンド関税一括引き下げが実施されることによつて協定税率が適用されない国との間の貿易が阻害されるようた結果にならないよう貿易の振興のため万全の措置を講ずべきである。
二国内産いも及びでん粉の取扱いについては関税割当の基本方針に基づき、国内産でん粉総量をもつてしても需要量に不足する環境の中でいやしくも余剰でん粉の生ずるようなことの絶対ないよう適切な行政処理を行なうとともに、必要によっては農産物価格安定法の運用等により価格安定に万全を期すべきである。
する附帯決議(案)
一今日のきびしい国際経済情勢を充分認識し、米国の輸入課徴金を含む一連の輸入制限措置に対しては断固たる態度をもつて対処し、また関税一括引き下げが実施されることによつて協定税率が適用されない国との間の貿易が阻害されることのないよう貿易の振興のため万全の措置を講ずべきである。
二国内産いもでん粉類の価格の安定を図るため、とうもろこしの関税割当の運用にあたつては、正常な輸入量を確保するよう充分配慮するとともに、必要によつては農産物価格安定法の運用等により万全を期すべきである。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=105801031)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。