所得税法の一部を改正する法律案
参議院 大蔵委員会
昭和46年法律第18号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院大蔵委員会
- S46.2.18趣旨説明・質疑本会議 815
- S46.2.24趣旨説明大蔵委員会 11215
- S46.3.11質疑大蔵委員会 18185
- S46.3.16質疑大蔵委員会 20217
- S46.3.17質疑大蔵委員会 21294
- S46.3.19参考人招致・質疑大蔵委員会 22162
- S46.3.23質疑大蔵委員会 23303
- S46.3.24質疑・討論・採決・附帯決議大蔵委員会 24227
- S46.3.25委員長報告・討論・採決・附帯決議本会議 2159
参議院大蔵委員会
- S46.3.10趣旨説明・質疑本会議 752
- S46.3.25趣旨説明・補足説明・参考人招致大蔵委員会 16141
- S46.3.26質疑・討論・附帯決議・採決大蔵委員会 17355
- S46.3.29附帯決議・委員長報告・討論・採決本会議 983
提案理由
福田赳夫 大蔵大臣 昭和46年2月18日まず初めに、所得税法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
最近における所得水準の上昇等を考慮して、中小所得者を中心とした所得税負担の軽減をはかるため、課税最低限の引き上げを行なうことといたしております。
すなわち、基礎控除、配偶者控除及び扶養控除をそれぞれ一万円引き上げるとともに、給与所得者について、その負担を軽減するため、昭和四十三年以来据え置かれている給与所得控除の定額控除を三万円引き上げることといたしております。この結果、給与所得者の課税最低限は、夫婦と子供二人の場合では、現行の約八十八万円から約九十六万円に、夫婦と子供三人の場合では、現行の約百三万円から約百十三万円にそれぞれ引き上げられることに相なります。
また、障害者控除等の特殊な人的控除につきましても、それぞれ一万円ずつ引き上げを行なうとともに、配偶者控除及び扶養控除の適用要件である所得限度について、現行の十万円から十五万円に引き上げるなどの措置を講じ、貯蓄奨励をはかる見地から、少額貯蓄非課税制度について、非課税限度を元本百万円から百五十万円に引き上げることとする等所要の改正を行なうことといたしております。
第65回国会衆議院会議録第8号1頁(昭和46年2月18日)〔福田赳夫大蔵大臣発言・発言番号3〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
一政府は、今後においても、所得、物価水準の推移等に即応し、所得税の負担の軽減合理化に努力すべきである。
一政府は、中小企業について、個人及び法人を通じ、企業体質を強化するため、その税負担の適正化に努めるべきである。
一政府は、租税特別措置については、常にその政策目的の合理性、政策手段としての有効性等について慎重な検討を行ない、租税負担の公平の原則とのバランスに配意しつつ、その整備合理化を当り、国民の信頼に応える税制の確立に努めるべきである。
一政府は、交際費の支出が社会に与える影響にかえりみ、課税の強化措置につきさらに検討するとともに、過当広告及び不当広告についての規制措置の一環として、これらの広告に対する税制上の課税措置を設けることについて検討すべきである。—————————————
附帯決議(案)
一政府は、明年度以降においても、わが国の物価水準、所得水準の推移に即応して、課税最低限の引上げ等引続き所得減税を行なうべきである。
二政府は、中小企業について、個人及び法人を通じ、企業体質を強化するため、その税負担の適正化に努めるべきである。
三政府は、租税特別措置について、常に検討を加え、その政策目的を達成したもの及び政策効果がみられないものについては、すみやかに整理合理化を行なうべきである。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=106501005)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。