国立学校設置法の一部を改正する法律案
参議院 文教委員会
昭和49年法律第81号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院文教委員会
- S49.3.6趣旨説明・質疑文教委員会 1245
- S49.3.8質疑文教委員会 13151
- S49.3.13質疑文教委員会 14100
- S49.3.15質疑文教委員会 15222
- S49.3.22質疑文教委員会 16101
- S49.3.27質疑文教委員会 17161
- S49.4.3質疑文教委員会 1886
- S49.4.10修正案趣旨説明・採決(修正)・修正案文教委員会 1916
- S49.4.11修正案・採決(修正)・委員長報告本会議 2547
参議院文教委員会
- S49.4.23議案(衆議院修正部分)文教委員会 9147
- S49.5.30趣旨説明・質疑・採決文教委員会 17256
- S49.5.31委員長報告・採決本会議 2442
提案理由
奥野誠亮 文部大臣 昭和49年3月6日このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この法律は、昭和四十九年度における国立の大学の新設、学部及び大学院の設置、短期大学、大学附置研究所及び高等専門学校並びに国立民族学博物館の新設等について規定しているものであります。
まず第一は、浜松医科大学、滋賀医科大学及び宮崎医科大学の新設についてであります。
これは、近年における医療需要の増大と医師の地域的偏在に対処するため、無医大県の解消をはかる施策の一環としてこれらの医科大学を設置し、医師養成の拡充をはかるとともに医学研究の一そうの推進に資そうとするものであります。
第二に、広島大学の総合科学部の設置についてであります。
これは、同大学の改革整備の一つとしてこれまでの教養部を改組し、一般教育の改善をはかるとともに、地域文化、環境科学等の幅広い領域にわたる教育研究を総合的に推進しようとするものであります。
第三は、東京商船大学及び神戸商船大学の大学院の設置についてであります。
これは、これまで大学院を置かなかった両大学にそれぞれ商船学の修士課程の大学院を設置し、船舶の運航と管理に関する科学的研究を推進するとともに、高度の専門性を備えた船舶関係の技術者及び研究者の養成に資そうとするものであります。
第四は、新潟大学及び信州大学の医療技術短期大学部の新設についてであります。
これは、近年における医学の進歩と医療技術の高度の専門化に伴い、看護婦、臨床検査技師、診療放射線技師等の技術者の資質の向上に資そうとするものであります。
第五は、富山大学和漢薬研究所の設置及び北海道大学結核研究所の改組についてであります。
富山大学和漢薬研究所は、近年、和漢薬の治療効果が薬学的、医学的に再認識されつつあることにかんがみ、和漢薬の薬効解析を行なうとともに、その応用に関する研究を行なうため、設置しようとするものであります。
また、これまでの結核に関する研究を基礎に、免疫に関する研究を広く推進するため、北海道大学に附置されております結核研究所を免疫科学研究所に発展的に改組しようとするものであります。
第六は、徳山工業高等専門学校及び八代工業高等専門学校の新設についてであります。
これは、工業技術の高度化に対処し得る優秀な技術者の養成をはかるため、新しい学科構成を取り入れた工業高等専門学校を新たに設置しようとするものであります。
第七は、国立民族学博物館の新設についてであります。
これは、一九七〇年に行なわれた日本万国博覧会ゆかりの地に、世界の諸民族に関する資料を収集保管し、公衆の観覧に供するとともに、民族学に関する調査研究を総合的に行なう国立大学共同利用機関として、新たに国立民族学博物館を設置しようとするものであります。この種の博物館はわが国で初めてのものでありまして、これにより、民族学の研究の推進に資するとともに、世界の諸民族の社会と文化について一般の理解と認識を深め、国際間の友好親善にも寄与できるものと期待するものであります。
その他、昭和四十六年度における仙台電波工業高等専門学校ほか二つの工業高等専門学校の設置に伴い、学生の募集を停止しておりました三つの国立電波高等学校を廃止する等所要の改正を行なおとするものであります。
以上がこの法律案を提出いたしました理由及びその内容の概要であります。何とぞ十分御審議の上、すみやかに御賛成くださいますようお願いいたします。
第72回国会衆議院文教委員会議録第12号2頁(昭和49年3月6日)〔奥野誠亮文部大臣発言・発言番号2〕 会議録 国会会議録検索システム
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=107201023)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。