TaiLexi AI日本の判例・法令
国会審議›第77回国会›閣法第20号
閣法第77回国会 第20号成立

漁船船主責任保険臨時措置法案

昭和51年法律第45号 漁船船主責任保険臨時措置法
提出昭和51年2月16日 内閣
付託参議院 農林水産委員会
衆議院 農林水産委員会
成立
昭和51年法律第45号
審議会議 6回・発言 677(政府答弁等 269)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院農林水産委員会

  1. S51.4.28趣旨説明・補足説明農林水産委員会 695
  2. S51.5.6質疑・採決・附帯決議農林水産委員会 7360
  3. S51.5.7委員長報告・採決・附帯決議本会議 1611

参議院農林水産委員会

  1. S51.5.11趣旨説明・補足説明農林水産委員会 6209
  2. S51.5.13参考人招致・質疑・採決・附帯決議農林水産委員会 7277
  3. S51.5.14委員長報告・採決本会議 1167
  4. S51.6.11附帯決議本会議 1

提案理由

安倍晋太郎 農林大臣 昭和51年4月28日

 次に、漁船船主責任保険臨時措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。

 漁船の運航に伴って生ずる漁船の船体及び積み荷に関する損害につきましては、政府は、漁船損害補償制度及び漁船積荷保険制度を通じその損害のてん補を図ることにより、漁業経営の安定に多大の寄与をしてまいったことは御承知のとおりであります。

 しかしながら、近年における漁船の大型化、高速化等に伴って、油の流出、他船との衝突その他の偶発的な事故が発生する危険性は高まっており、漁船の船主等が一水面清掃費用等の不測の費用を負担し、または漁船乗組員等の人的損害や第三者の物的損害に関し賠償することによる損害は、漁業経営に重大な影響を及ぼすようになってきておりまして、漁船の船主等のこれらの費用及び責任等を適切に保険する制度の創設が強く要請されるに至っております。

 このような事情にかんがみまして、政府は、昭和四十八年度以来漁船船主責任保険の制度化に必要な各種調査を実施してまいったところでありますが、漁船船主責任につきましては、保険制度を樹立するのに必要な諸種の資料がなお十分整備されていない状況にありますので、漁船船主責任保険の本格的な制度化を図るための準備として、まず試験的に保険事業を実施し、保険料率算定のための基礎資料の収集、損害の評価等事業運営上の諸問題の検討を行い、その成果に基づいて適切な保険制度の確立を図ることとし、本法律案を提出した次第であります。

 次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。

 第一に、漁船保険組合は、農林大臣の認可を受けて、漁船船主責任保険及び漁船乗組船主保険の事業を行うことができることとし、これに必要な手続を規定いたしております。

 第二に、漁船船主責任保険及び漁船乗組船主保険の内容につきまして、被保険者、保険契約者、保険期間、純保険料率及び漁船保険組合の責任等につき所要の規定を設けることといたしております。

 第三に、漁船保険中央会は、農林大臣の認可を受けて、漁船保険組合の漁船船主責任保険事業等による保険責任についての再保険の事業を行うことができることとし、これに必要な手続を規定いたしております。

 このほか、漁船船主責任保険事業及び漁船乗組船主保険事業並びにこれらの再保険事業の適正かつ円滑な運営を期するため必要な国の援助規定その他の規定を設けることといたしております。

 なお、この法律は、昭和五十一年十月一日から施行し、この法律が試験実施のための臨時措置法であることにかんがみ、その施行日から五年以内に別に法律で定める日に失効することといたしております。

 以上がこの法律案の提案の理由及び主要な内容であります。

 何とぞ慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。

第77回国会衆議院農林水産委員会議録第6号10頁(昭和51年4月28日)〔安倍晋太郎農林大臣発言・発言番号38〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 農林水産委員会昭和51年5月6日

わが国の森林、林業の果たす役割りは、国土の保全、水資源の涵養、国民の保健休養などの公益的機能を確保し、木材その他の林産物を持続的に供給する等、国民生活の向上を図る上できわめて重要である。よって政府は造林、林道等の生産基盤の整備、森林組合の事業活動の推進、林業金融制度の拡充、林業従事者に対する社会保障の改善及び雇用の安定等について格段の努力をするとともに、本法の施行に当たっては左記事項の実現に努めるべきである。記

一林業改善資金の充実を図るため、林業生産の動向、資金需要の実態に即応して、貸付範囲の拡大、資金枠の確保等に努めること。

二林業改善資金の貸付業務については、これを担当する各関係団体との連けいを緊密にし、本資金を必要とする者に対し、適正な貸付けが行われるよう、円滑な運営に努めること。

三間伐の施業を促進するため、森林組合等の事業活動を助長するとともに、間伐材の需要の拡大及び価格の安定に資するよう各般の対策を講ずること。

四林業における振動機械の使用に原因する白ろう病の発生状態を把握し、職業病の的確な認定、治療施設の整備拡充を図るとともに、振動障害の発生防止の見地から、無振動性機械の開発を促進し、また振動機械の作業に関する労働安全衛生基準等を速やかに整備し指導を強化すること。

五林業後継者及び林業労働に従事する者について、中高年令者を含めこれらの者の林業経営、林業技術に関する研修施設及び研修内容の充実を図り、森林生産力の向上に努めること。

参議院 農林水産委員会昭和51年5月13日

案文を朗読いたします。漁業再建整備特別措置法案に対する附帯決議(案)漁業は、動物性たん白質の五割を供給する食糧産業として、国民の食生活の安定に重要な役割を果してきた。しかるに、漁業をとりまく情勢は、燃油等生産資材価格の高騰と魚価の相対的低迷による経営収支の急激な悪化、海洋法会議の動向、米国の二〇〇カイリ漁業専管水域法の成立、今次の日ソ漁業交渉等にみられるような国際的規制の強化、資源状況の悪化、沿岸海域の水質汚濁の進行等極めて厳しいものがある。よつて政府は、このような漁業の厳しい現状を打開し、その再建を図るため、従来の漁業政策を抜本的に再検討するとともに、当面左記事項の実現に努めるべきである。記

一漁業の整備に当たつては、業種の実態に即して、直接補助を含む強力な対策を講ずるとともに、失職者を生じないよう特段の努力を払うこと。なお、当該業種の漁業者全体の協力を得られるよう努めるとともに、漁業者団体に対して適切な指導援助を行うこと。

二省燃油その他経費の節減に資する漁船の開発を強力に推進するとともに、その導入を容易にするための措置を鋭意検討すること。

三水産物調整保管事業等現行の水産物価格安定のための施策を拡充強化するとともに、水産物価格安定のための制度の確立について検討を進めること。

四沿岸漁場整備開発事業の促進、水質規制の強化、汚染漁場の復旧技術の開発等に努め、もつて沿岸水産資源の維持増大を図ること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=107701020)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。