裁判所法の一部を改正する法律案
参議院 法務委員会
平成10年法律第50号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院法務委員会
- H10.4.3趣旨説明法務委員会 68
- H10.4.7質疑法務委員会 7108
- H10.4.8質疑法務委員会 8104
- H10.4.10参考人招致・質疑・採決・附帯決議法務委員会 9237
- H10.4.14委員長報告・採決・附帯決議本会議 2952
参議院法務委員会
- H10.4.14趣旨説明法務委員会 11166
- H10.4.16質疑法務委員会 12170
- H10.4.21参考人招致法務委員会 1391
- H10.4.23質疑・採決・附帯決議法務委員会 1484
- H10.4.24委員長報告・採決・附帯決議本会議 2353
提案理由
下稲葉耕吉 法務大臣 平成10年4月3日初めに、裁判所法の一部を改正する法律案について御説明いたします。
この法律案は、司法の機能を充実し、社会の法的ニーズにこたえるため、司法試験合格者を年間一千人程度まで増加することに伴い、時代の要請に適応した法曹養成制度を構築する観点から、裁判所法の一部を改正しようとするものでありまして、以下その要点を申し上げます。
第一点は、現行法上少なくとも二年とされている司法修習生の修習期間を少なくとも一年六月としょうとするものであります。
第二点は、司法修習生が国庫から給与を受ける期間に関し、修習のため通常必要な期間として最
高裁判所が定める期間を超える部分を除外しようとするものであります。
第142回国会衆議院法務委員会議録第6号1頁(平成10年4月3日)〔下稲葉耕吉法務大臣発言・発言番号4〕 会議録 国会会議録検索システム
立法資料のある条文
この法律案の審議で取り上げられた条(政府答弁の件数順)附帯決議
法曹三者は、司法試験制度及び法曹養成制度の在り方について、次の事項に十分に配慮すべきである。
一いわゆる合格枠制の見直しを含め法曹の選抜及び養成の在り方、将来必要とする法曹人口等について、大学関係者等との十分な意見交換も含めて総合的に検討を加え、法曹三者間で合意を得るよう努めること。
二司法修習生の修習について、統一修習の制度を維持しながら、法曹としての識見、法曹倫理等に関する教育の充実を図るようにすること。また、修習生受け入れ態勢の一層の整備をはかり、試験から廃止された法律選択科目の研修に配意すること。
三法曹資格取得後の継続教育を充実強化するとともに、法曹三者による合同研修を行うことを検討し、また、将来の課題として、研修弁護士制度等について検討すること。
四社会の高度化、複雑多様化、国際化等の進展に伴い、増加すると予想される国民の法的ニーズに対応できるよう、今後とも必要とされる裁判官及び検察官の増員並びに法律扶助制度等の司法の制度的基盤の整備充実に努めること。
政府並びに最高裁判所は、社会の高度化、複雑多様化、国際化の進展に伴う多様な法的ニーズに的確に対応するため、次の諸点につき格別の配慮をすべきである。
一適正な法曹人口の在り方について、長期的かつ総合的な検討を加えるとともに、いわゆる合格枠制の見直しを含む法曹の選抜及び養成について、広く国民各層の意見を踏まえ、法曹三者において合意を得るよう努めること。
二司法試験の在り方については、大学における法学教育との関連性を重視し、大学関係者の意見を十分尊重すること。また、試験問題の公表を含む司法試験情報の開示について検討すること。
三法曹養成における司法修習制度の在り方については、統一修習を維持しながら、法曹として要求される識見、倫理等に関する研修の充実を図ること。また、修習体制の一層の整備を行い、司法試験から廃止される法律選択科目の研修に配意すること。
四法曹資格取得後の継続教育を充実強化するとともに、法曹三者による合同研修を行うことを検討し、また、将来の課題として、研修弁護士制度等について検討すること。
五増加する国民の法的ニーズに迅速・的確に対応するため、裁判官及び検察官の必要な増員を図るとともに、法律扶助制度等の司法の制度的基盤の充実・強化に努めること。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=114201052)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。