預金保険法等の一部を改正する法律案
参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会
平成12年法律第93号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院大蔵委員会
- H12.3.23趣旨説明・質疑本会議 1433
- H12.3.24趣旨説明・質疑大蔵委員会 965
- H12.3.29質疑大蔵委員会 10330
- H12.3.31質疑大蔵委員会 11240
- H12.4.4参考人招致・質疑大蔵委員会 12297
- H12.4.12質疑大蔵委員会 13241
- H12.4.14質疑大蔵委員会 14186
- H12.4.18質疑・修正案趣旨説明・討論・附帯決議・採決・修正案大蔵委員会 15308
- H12.4.20委員長報告・討論・採決・附帯決議本会議 2764
参議院金融問題及び経済活性化に関する特別委員会
- H12.4.21趣旨説明金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 27
- H12.4.21趣旨説明・質疑本会議 1949
- H12.4.26質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 3356
- H12.4.28質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 484
- H12.5.8質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 5301
- H12.5.10質疑・参考人招致金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 6188
- H12.5.11質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 7225
- H12.5.12質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 892
- H12.5.15質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 9204
- H12.5.19質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 10125
- H12.5.22質疑金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 11261
- H12.5.23質疑・討論・附帯決議・採決金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 12112
- H12.5.24委員長報告・討論・採決・附帯決議本会議 2767
提案理由
宮澤喜一 大蔵大臣 平成12年3月23日まず、預金保険法等の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。
我が国の金融システムは、預金保険法、金融機能再生法及び金融機能早期健全化法の枠組みを用いて官民一体となって不良債権の処理や金融機関の再編、整理等に集中的に取り組んだ結果、安定化してまいりました。
このような状況のもと、金融機関の破綻処理のための恒久的な制度を整備するとともに、交付国債の増額及び預金等全額保護の特例措置の一年延長等を行うことに加え、当該特例措置終了に向けての環境整備の一環として協同組織金融機関の経営基盤の強化のための措置をあわせて講ずることにより、我が国の金融の機能の一層の安定化及び破綻金融機関の的確な処理を図るため、この法律案を提出することとした次第であります。
以下、その大要を申し上げます。
第一に、平成十三年四月以降の金融機関の破綻処理制度として、破綻処理の迅速化、多様化を図るため、破綻金融機関に係る合併等に対する資金援助の適用範囲を拡大するとともに、破綻金融機関に対する金融整理管財人による管理、破綻金融機関の業務承継、金融危機に対応するための措置等の制度を設けることとしております。また、金融機関について民事再生手続の特例等を設けることとしております。
第二に、預金保険機構に交付する国債を、既に交付している七兆円に追加して六兆円増額するほか、平成十三年三月末までとなっている預金等全額保護の特例措置を一年延長し、平成十四年三月末までとするとともに、流動性預金については、当該特例措置終了後も、平成十五年三月末までの一年間、全額保護することとしております。
第三に、協同組織金融機関の経営基盤の強化を図るため、個別の協同組織金融機関による優先出資の発行を可能とし、これらの金融機関について、金融機能早期健全化法に基づく資本増強の適用条件を見直した上で、その適用期限を一年延長するとともに、平成八年の預金保険法改正前の破綻処理に伴う債権回収事務を整理回収機構に円滑に一元化するための措置を講ずることとしております。
第147回国会衆議院会議録第14号2頁(平成12年3月23日)〔宮澤喜一大蔵大臣発言・発言番号16〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。
一今般、預金等の全額保護のための特例措置を一年延期した趣旨にかんがみ、この間、適切な検査及びモニタリング、これに基づく的確な監督及び指導を行いうる体制を整備し、より強固な金融システムの構築を図るとともに、時価会計の具体的な運用に当たっては、中小企業に対する金融の円滑の重要性にかんがみ、金融機関の規模・特性に応じた対応を行うこと。
一政府資金が投入された結果再生する金融機関においては、可及的速やかに経営を立て直し、十分な利益を上げて、法人税等の形で、投入された政府資金の実質的還元を図るよう、最大限努力すること。
政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。
一預金保険の全額保護のための特別措置を一年延期した経緯にかんがみ、再延期を行うことのないよう、この間、適切な検査及びモニタリング、これに基づく的確な監督及び指導を行い得る体制を整備し、より強固な金融システムの構築を図ること。
一金融機関の破綻処理に当たっては、その経緯を詳細に説明するとともに、特に、フィナンシャル・アドバイザリー契約を締結した場合においては、その処理に国民の税金たる公的資金が投入されることにかんがみ、情報開示に努めること。
一金融機関の破綻処理の経費については、国民負担が最小となるよう努めるとともに、処理に伴うアドバイザリー費用についても原則として開示すること。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=114701035)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。