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国会審議›第24回国会›閣法第145号
閣法第24回国会 第145号成立

森林開発公団法案

昭和31年法律第85号 緑資源公団法
提出昭和31年3月23日 内閣
付託衆議院 農林水産委員会
参議院 農林水産委員会
成立
昭和31年法律第85号
審議会議 10回・発言 743(政府答弁等 331)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院農林水産委員会

  1. S31.3.23趣旨説明農林水産委員会 23163
  2. S31.4.3質疑農林水産委員会 27118
  3. S31.4.4質疑農林水産委員会 28232
  4. S31.4.10委員長報告・採決本会議 3243
  5. S31.4.10質疑・採決農林水産委員会 29116

参議院農林水産委員会

  1. S31.3.27趣旨説明農林水産委員会 2388
  2. S31.4.13補足説明・質疑農林水産委員会 2969
  3. S31.4.17質疑農林水産委員会 3068
  4. S31.4.19質疑・討論・採決農林水産委員会 31124
  5. S31.4.20委員長報告・採決本会議 3859

提案理由

石谷憲男 政府委員(林野庁長官) 昭和31年3月23日

ただいま上程せられました森林開発公団法案の提案理由を御説明いたします。

 わが国の林野面積は、国土のおよそ七割を占め、森林の立木蓄積は六十億石をこえるのでありますが、すでに開発利用されております森林は、面積で約六割、蓄積におきまして四割、約二十四億石にとどまっておりまして、年間二億石をこえる木材の需要は、ほとんどこの既開発林からその毎年の生長量をこえて供給せられているのであります。従ってこのまま推移しますれば、森林資源が枯渇するに至るおそれがあるにもかかわらず、他方、木材の需要は、国民経済の発展に伴い年々増加の一途をたどっておりまして、この現状を打開して森林資源の保続をはかるためには、造林事業の推進にあわせて林道網を整備することによって奥地未利用林を積極的かつ集中的に開発して参る必要があると存ずるのであります。かかる観点から全国の森林を概観いたしまするに、残されている未開発林地の中で、熊野川水系の流域及び剣山周辺地域は、森林資源がきわめて豊富であり、針葉樹用材の割合が高く、跡地造林に対しても適当な条件を備えているにもかかわらず、その開発が著しくおくれている現状でありますので、特にこれらの地域を対象としてその森林の急速かつ計画的な開発を行うことといたしたものでありまして、この事業に必要な資金といたしましては、余剰農産物見返り資金を借り入れることとし、事業を合理的かつ効率的に行うために、森林開発公団を設立することといたした次第であります。以上が森林開発公団法案を提出いたしましたゆえんであります。以下法案の内容につきましてその概略を御説明申し上げます。

 まず公団の行う業務といたしましては、林道の開設、改良及び災害復旧事業、並びにできました林道の管理を行うこと、それらの林道の利用地域において委託による造林事業を行うことがおもなるものでございます。なお林道事業の費用については、おおむね現行の公共事業の例に準じ、国は公団に補助金を交付し、また受益者及び県は公団に負担金を納入することにいたしたのであります。

 次に公団の組織につきましては、愛知用水公団その他の公団の例にならい、理事長及び監事は農林大臣が任免し、その他の役員については理事長が農林大臣の認可を受けて任免することとし、業務につきましては、その適正な運営を確保するために、林道の基本計画は農林大臣が定め、その実施計画、林道の管理規程その他重要な業務の実施の方法につきましては、公団は、農林大臣の認可を受けて定めなければならないことといたしたのであります。さらに公団の財務及び会計につきましても、予算、業務計画及び資金計画については農林大臣が認可することといたし、借入金、余裕金の運用につきましても一定の制限を付する等、その経理の公正を期した次第であります。

 以上がこの法案の内容のおもな点でありますが、何とぞ慎重御審議の上すみやかに御可決あらんことをお願いする次第であります。

第24回国会衆議院農林水産委員会議録第23号15頁(昭和31年3月23日)〔石谷憲男政府委員発言・発言番号61〕 会議録 国会会議録検索システム

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=102401145)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。