日本学校安全会法案
衆議院 文教委員会
昭和34年法律第198号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院文教委員会
- S34.2.13趣旨説明・補足説明文教委員会 675
- S34.3.20質疑文教委員会 14116
- S34.3.24質疑文教委員会 1590
- S34.3.25質疑文教委員会 1613
- S34.3.27質疑文教委員会 17244
- S34.11.13修正案・修正案趣旨説明・討論・採決(修正)文教委員会 3137
- S34.11.14委員長報告・修正案・採決(修正)本会議 735
参議院文教委員会
- S34.11.26趣旨説明・補足説明・衆議院修正部分趣旨説明文教委員会 552
- S34.12.1質疑文教委員会 6212
- S34.12.10質疑・修正案趣旨説明・討論・採決・修正案文教委員会 9264
- S34.12.11委員長報告・採決本会議 1528
提案理由
橋本龍伍 文部大臣 昭和34年2月13日このたび政府から提出いたしました日本学校安全会法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。
この法案は、学校教育の円滑な実施に資するため、学校安全の普及充実に関する業務を行わせるとともに、義務教育諸学校等の管理下における児童、生徒等の負傷その他の災害に関して必要な給付を行わせるため、日本学校安全会を設立しようとするものであります。
義務教育諸学校等の管理下における災害事故の防止につきましては、かねてより配慮いたしているところであり、災害も減少の傾向にありますが、なお学校の管理下において児童、生徒の不慮の災害が発生しており、これに要した医療費等は、損害賠償または社会保険の給付を受けた額を除いても相当の額となっております。
こうした状況にかんがみ、学校安全を普及充実するとともに、義務教育諸学校等の管理下において発生した児童、生徒等の災害に関して、適切な措置を講ずべきであるという決議または要望が、衆参両院の文教委員会を初め、関係各方面からなされていたのであり、また一方相当数の県において、財団法人の学校安全会が設立されるに至ったのであります。
これらの学校安全会は、主として保護者の寄付によってまかなわれているものでありますが、これらの学校安全会においても、相当の公費負担をもって法律により新しい制度が確立されることを要望してきたのであります。
政府といたしましても、かねて学校の管理下における児童、生徒の災害について実態調査をいたしますとともに、種々検討の結果、この法案を作成いたした次第であります。
本法により設立しようとする日本学校安全会は、学校安全の普及充実に関する業務として学校安全の普及啓発事業を行うとともに、義務教育諸学校の管理下における児童、生徒の災害につき、災害共済給付を行うものであります。この災害共済給付は、義務教育諸学校の設置者が児童または生徒の保護者の同意を得て安全会との間に締結する契約により行うものとし、共済掛金は、安全会との間に災害共済給付契約を締結した学校の設置者が安全会に対して支払わなければならないものといたしております。そして学校の設置者は、当該契約にかかる児童、生徒の保護者から、共済掛金の額のうち一部を徴収する建前としておるのであります。一方国は、安全会に対して、その事務費の一部等を補助しようとしております。このようにして義務教育諸学校の管理下における児童、生徒の災害について、教育的配慮のもとに、公共的性格を持つ特殊法人たる日本学校安全会に災害共済給付を行わせるものであり、他の一つの業務である学校安全の普及充実に関する業務と相待って、学校教育の円滑な実施に資そうとするものであります。
なお、安全会は、高等学校及び幼稚園の管理下における生徒及び幼児の災害についても、義務教育諸学校の場合に準じて、災害共済給付を行うことができることといたしておりますが、ただこの場合は、共済掛金は、原則としてその全額を保護者から徴収するものといたしております。
最後に、本法の施行期日は、新制度実施の準備期間を考慮して、本年十月一日から施行することといたしてあります。
何とぞ十分御審議の上、すみやかに御賛成下さるようお願いいたします。
第31回国会衆議院文教委員会議録第6号5頁(昭和34年2月13日)〔橋本龍伍文部大臣発言・発言番号3〕 会議録 国会会議録検索システム
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=103101121)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。