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閣法第77回国会 第50号成立修正あり

野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案

昭和51年法律第67号 野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律
提出昭和51年3月23日 内閣
付託参議院 農林水産委員会
衆議院 農林水産委員会
成立
昭和51年法律第67号
審議会議 6回・発言 774(政府答弁等 351)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院農林水産委員会

  1. S51.5.11趣旨説明・補足説明農林水産委員会 8132
  2. S51.5.12質疑農林水産委員会 9451
  3. S51.5.13質疑・修正案趣旨説明・採決・附帯決議・修正案農林水産委員会 10159
  4. S51.5.13採決・委員長報告・附帯決議本会議 1845

参議院農林水産委員会

  1. S51.5.18趣旨説明・補足説明・質疑・採決・修正案趣旨説明・附帯決議・修正案農林水産委員会 8432
  2. S51.5.19採決・委員長報告本会議 1246
  3. S51.6.11附帯決議本会議 1

提案理由

今村宣夫 政府委員(農林省食品流通局長) 昭和51年5月11日

野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を補足して御説明申し上げます。

 本法律案を提出いたしました理由につきましては、すでに提案理由において申し述べましたので、以下その内容につき若干補足させていただきます。

 第一は、指定消費地域の要件の改正であります。従来人口集中の著しい大都市及びその周辺の地域で政令で定めるものとされておりました指定消費地域を、野菜の消費上重要であり、かつ、相当の人口を有する都市及びその周辺の地域で政令で定めるものと改めることとし、相当規模の地方都市についても指定することができることといたします。

 第二は、野菜供給安定基金についてであります。

 野菜供給安定基金は、次の業務を行うこととしております。

 その一は、指定消費地域における指定野菜の価格の著しい低落があった場合において、基金の登録を受けた出荷団体を通ずる生産者補給金の交付を行うことであります。

 なお、この登録を受ける資格を有する出荷団体は、従来の野菜生産出荷安定資金協会の会員たる資格と同じく、指定野菜を野菜指定産地から指定消費地域に出荷する農業協同組合連合会等としております。

 その二は、指定消費地域における一定の指定野菜の安定的な供給を図るためのその買い入れ、保管及び売り渡しを行うことであります。すなわち、タマネギ等をあらかじめ買い入れておき、価格高騰時に売り渡すものであります。

 その三は、指定消費地域における野菜の安定的な供給を図るための保管施設、すなわち大規模低温貯蔵庫の設置及び管理を行うことであります。

 その四は、都道府県の公益法人が指定野菜及びこれに準ずる重要な野菜の安定的な供給を図るために行う価格補てんの事業で一定の要件を満たすものについての助成を行うことであります。

 そのほか、野菜の安定的な供給を図るため必要な業務等を行い得ることとしております。

 以下、業務に関する事項以外の野菜供給安定基金の概要を御説明申し上げます。

 設立につきましては、野菜供給安定基金は、野菜の生産、流通及び消費について学識経験を有する者七人以上が発起人となり、定款及び事業計画を農林大臣に提出して、設立の認可を申請し、所定の手続を経て成立することといたしております。

 管理に関しましては、野菜供給安定基金の役員の定数、任免等について定めるとともに、その運営に関する重要事項を審議する機関としての評議員会を置き、生産者と消費者の意向を調和して適正な運営を確保することとしております。

 このほか、財務及び会計に関する事項等を規定しております。

 第三は、野菜生産出荷安定資金協会及び財団法人野菜価格安定基金から野菜供給安定基金への権利義務の引き継ぎ等についてであります。

 野菜生産出荷安定資金協会及び昭和四十七年八月十六日に設立された財団法人野菜価格安定基金の一切の権利及び義務は、野菜供給安定基金の成立のときにおいて同基金に承継されるものとし、そのときにおいて、既存の二団体は解散することといたしております。

 このほか、施行期日に関する規定その他所要の規定を整備することといたしております。

 以上をもちまして、野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案の提案理由の補足説明を終わります。

第77回国会衆議院農林水産委員会議録第8号5頁(昭和51年5月11日)〔今村宣夫政府委員発言・発言番号8〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 農林水産委員会昭和51年5月13日

政府は、最近における農業事情の変化等にかんがみ、長期的視野に立つて、制度の一層の拡充整備を図り、農業経営の安定と農業生産力の発展に資するよう左記事項の実現に努めるべきである。記

一農作物共済については、補償の経営安定効果を一層高めるため、農家単位引受方式の円滑な推進を図るよう努めるほか、災害の発生態様の変化及び農家の共済需要の動向を勘案して今後とも足切り水準の引下げ又は損害の程度に応じててん補する比例てん補方式等につき調査検討を行い、てん補内容の充実を図ること。

二水稲病虫害損害防止給付については、地域における防除の実態に即応するよう、その給付内容の充実に努めるとともに、その実施に当たつては、関係団体等との連絡、協調に特に留意すること。

三家畜共済については、馬及び肉豚等に係る共済掛金国庫負担等につき一層の改善に努めるとともに、実情に即した診療点数の改定、獣医師の待遇改善、損害防止事業の強化等を促進し、家畜診療所の経営安定を図ること。

四果樹共済については、加入の推進に一層努めるとともに、果樹栽培農家の経営安定に資するよう補償内容の充実、対象品目の拡大等に努めること。なお、最近における果実の需給動向にかんがみ、果実の生産及び価格対策の一層の充実強化を図ること。

五畑作物共済及び園芸施設共済については、可及的すみやかに本格実施への移行を図ること。

六野菜等の新種共済については、早急に調査等を行い、基礎資料の整備を進め、その早期制度化に努めること。

七役員の選挙等農業共済団体の運営に当たつては、民主的運営が損われぬよう、特段の指導を行うこと。

八農業共済団体の事務費に関しては、事業運営の複雑多様化に対応して、事務執行体制の整備、職員、共済連絡員等の待遇改善に資するよう、国庫負担の充実を図ること。

参議院 農林水産委員会昭和51年5月18日

農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)政府は、農業をめぐる諸条件の進展にかんがみ、農業生産の多様化、地域的分化等に対応して、本制度の損害補償機能の充実、事業の弾力的な運用につき一層の改善を加え、被災農家の再生産の確保、経営の安定に資するよう、特に左記事項を検討し、その達成を期すべきである。記

一農作物共済については、地域の災害発生の態様等をふまえ、農家単位引受方式の適切な推進、料率の適正な算定等を図り、被害の割合に応じててん補する比例てん補方式について調査検討を進め、補償内容の充実に資するとともに、水稲病虫害損害防止給付の給付内容の拡充、地域の防除体制の整備等を十分に配慮すること。

二蚕繭共済については、最近の多回飼育の普及等その実態に即し、基礎資料の整備を進め、春蚕をも含めた小蚕期区分制の導入を推進すること。

三家畜共済については、肉豚共済の実効ある運用に努め、家畜診療所の整備対策の強化、診療点数の改善等を促進するとともに、肉豚、馬等の共済掛金の国庫負担割合の改善、国庫負担対象限度額水準の適正な引上げに努めること。

四果樹共済については、実態に即した損害評価方法を整備し、園地単位補償方式、足切り水準の引下げ等その改善を検討し、農家の経営安定を図る見地に立ち、実損てん補の充実に努め、また農家の加入奨励についての助成・指導を十分に配慮にて、事業運用の実効を期すること。

五野菜、地域特産物等の新種共済の制度化につき、すみやかに調査検討を進め、さらに畑作及び園芸施設共済の本格実施を促進すること。

六農業共済組合の広域合併の進行等にかんがみ、組合等の民主的運営が期せられるよう指導すること。

七農業共済基金の業務資金の円滑な融資が行われるよう措置すること。

八農業共済団体の事務費の国庫負担金については、団体職員、共済連絡員評価員等の待遇改善に資するよう一層充実すること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=107701050)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。