昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案
衆議院 文教委員会
昭和53年法律第60号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院文教委員会
- S53.4.21趣旨説明・質疑文教委員会 16151
- S53.4.26質疑・修正案趣旨説明・附帯決議・採決(修正)・修正案文教委員会 17108
- S53.4.27委員長報告・採決(修正)・附帯決議本会議 2732
参議院文教委員会
- S53.5.9議案(衆議院修正部分)文教委員会 1095
- S53.5.25趣旨説明文教委員会 12201
- S53.5.30質疑・採決・附帯決議文教委員会 13346
- S53.5.31委員長報告・採決本会議 2325
- S53.6.14附帯決議本会議 2527
提案理由
砂田重民 文部大臣 昭和53年4月21日このたび政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
私立学校教職員共済組合は、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生を図る目的のもとに、私立学校教職員共済組合法により設立されたものでありますが、その以後、本共済組合が行う給付については、国・公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、逐次改善が進められ、現在に至っております。
今回は、昭和五十二年度に引き続き、国・公立学校の教職員の年金の額の改定に準じて、私立学校教職員共済組合法の規定による既裁定年金の額の改定等を行うため、この法律案を提出することといたしたのであります。
次に、この法律案の概要について申し上げます。
第一に、私立学校教職員共済組合法の規定による退職年金等の額を、昭和五十二年度の国家公務員の給与の改善内容に基づいて行われる国・公立学校の教職員の退職年金等の額の改定に準じ、昭和五十一年度以前の退職者について昭和五十三年四月分から増額することといたしております。また、これらに伴い、旧私学恩給財団の年金についても相応の引き上げを行うことといたしております。
第二に、既裁定の退職年金、廃疾年金及び遺族年金の最低保障額を、国・公立学校の教職員の既裁定年金の最低保障額の引き上げに準じ、昭和五十三年四月分から引き上げるとともに、六十歳以上の者等に係る遺族年金の最低保障額を昭和五十三年六月分からさらに引き上げることといたしております。
第三に、標準給与の月額の上限を、国・公立学校の教職員の掛金等の算定の基礎となる俸給等の限度額の引き上げに準じ、三十六万円から三十八万円に引き上げるとともに、下限についても六万二千円から六万六千円に引き上げることといたしております。
最後に、この法律の施行日につきましては、他の共済組合制度の例にならって、昭和五十三年四月一日といたしております。
以上が、この法律案の提案の理由及び内容の概要であります。
なお、私立学校教職員共済組合法は、給付関係の規定については、国家公務員共済組合法の関係規定を準用することといたしておりますので、昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案が成立いたしますと、遺族年金に係る寡婦加算の額の引き上げ措置につきまして、私立学校教職員共済組合の給付についても同様に措置されることになりますので申し添えます。
何とぞ、十分御審議の上、速やかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。
第84回国会衆議院文教委員会議録第16号1頁(昭和53年4月21日)〔砂田重民文部大臣発言・発言番号4〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
私立学校教育の重要性と私立学校教職員共済組合の実情にかんがみ、政府は次の事項について検討し、速やかにその実現を図るべきである。
一長期給付に要する費用に対する国の補助率を百分の二十以上に引き上げるように努めること。
二長期給付に対する日本私学振興財団の助成金については、必要な強化措置を講ずるよう努めること。
三地方財政の実情にかんがみ、長期給付掛金に対する都道府県補助を充実するため、必要な措置を講ずること。
四短期給付に要する費用について国庫補助の措置を講ずること。
五私立学校教職員の退職手当制度及び職務上災害補償制度のあり方について速やかに検討を行うこと。
私立学校教育の重要性と私立学校教職員共済組合の実情にかんがみ、政府は左記の事項について検討し、速やかにその実現を図るべきである。
一長期給付に要する費用に対する国の補助率を百分の二十以上に引き上げるよう努力すること。
二長期給付に対する日本私学振興財団の助成金について、必要な強化措置を講ずるよう努めること。
三地方財政の実情にかんがみ、長期給付掛金に対する都道府県の補助を充実するため、必要な措置を講ずること。
四短期給付に要する費用について国庫補助の措置を購ずるとともに組合員に対する福利厚生事業の充実について、なお一層努力すること。
五私立学校教職員の退職手当制度及び業務上の災害補償制度のあり方について速やかに検討を行うこと。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=108401068)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。