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国会審議›第101回国会›閣法第35号
閣法第101回国会 第35号成立

関西国際空港株式会社法案

昭和59年法律第53号 関西国際空港株式会社法
提出昭和59年3月2日 内閣
付託衆議院 運輸委員会
参議院 運輸委員会
成立
昭和59年法律第53号
審議会議 15回・発言 2,300(政府答弁等 947)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院運輸委員会・運輸委員会地方行政委員会建設委員会環境委員会交通安全対策特別委員会連合審査会

  1. S59.4.5趣旨説明・質疑本会議 1528
  2. S59.4.6趣旨説明運輸委員会 310
  3. S59.4.13質疑運輸委員会 4252
  4. S59.4.17参考人招致運輸委員会 5257
  5. S59.4.20派遣委員報告・質疑運輸委員会 6219
  6. S59.4.27質疑運輸委員会地方行政委員会建設委員会環境委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 1136
  7. S59.5.8質疑・討論・採決・附帯決議運輸委員会 8274
  8. S59.5.10委員長報告・採決・附帯決議本会議 2451

参議院運輸委員会・運輸委員会,地方行政委員会,建設委員会,環境特別委員会連合審査会

  1. S59.5.11趣旨説明・質疑本会議 1541
  2. S59.5.15趣旨説明・質疑運輸委員会 6277
  3. S59.5.17参考人招致・質疑運輸委員会 7299
  4. S59.6.19質疑運輸委員会 8180
  5. S59.6.21質疑運輸委員会,地方行政委員会,建設委員会,環境特別委員会連合審査会 1202
  6. S59.6.26質疑・討論・採決・附帯決議運輸委員会 9215
  7. S59.6.27附帯決議・委員長報告・討論・採決本会議 1956

提案理由

細田吉藏 運輸大臣 昭和59年4月5日

関西国際空港株式会社法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。

 我が国が将来にわたって国際化社会における重要な責務を果たし、経済の発展と豊かな国民生活の実現を図っていくために、航空輸送はますます必要不可欠なものとなり、国際空港はそのかなめとしての重要な役割を担っていかなければならないところであります。

 現在、首都圏と並び我が国経済、文化等の中心である近畿圏にあって、大阪国際空港は国際及び国内の航空輸送網の二大拠点の一つを形成しておりますが、同空港は、環境対策上厳しい運用制限を余儀なくされているため、国際航空路線の開設、地方空港からのジェット機の乗り入れ等の内外からの要望を受け入れることができない現状にあります。

 このような状況にかんがみ、大阪国際空港の環境問題と航空輸送需要の増大に適切に対応するため、関西国際空港を環境保全に十分配慮して、地域社会と調和のとれた、かつ機能的にもすぐれた二十四時間運用可能な空港としてぜひとも早急に整備する必要があるところであります。

 関西国際空港の整備は、大規模かつ緊急を要する事業であり、資金調達の多様化、事業の効率的な運営等の観点から、新しい組織体を設立してこれを行う必要がありますが、その具体的な事業主体につきましては、民間活力の導入を提言した臨時行政調査会答申の趣旨等にかんがみ、国、地方公共団体及び民間が一体となった協力責任体制のもとに弾力的、効率的な企業的経営を可能とする特殊法人たる株式会社方式により空港の建設、運営を一元的に行っていくことが適切であると思料し、この法律案を提出することとした次第であります。

 次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。

 第一に、関西国際空港株式会社は、航空輸送の円滑化を図り、もって航空の総合的な発達に資するため、関西国際空港の設置及び管理を効率的に行うこと等を目的とする株式会社とすることとしております。

 第二に、関西国際空港は、国際航空路線に必要な公共用飛行場として、大阪府の地先水面に設置するとともに、空港及び空港に必要な航空保安施設の設置及び管理は、運輸大臣が定める基本計画に適合するものでなければならないこととしております。

 第三に、政府は、会社の発行済み総株式の二分。の一以上の株式を保有するとともに、地方公共団体は、自治大臣の承認を受けて、会社に対して出資することができることとしております。

 第四に、会社は、第一の目的を達成するため、関西国際空港及び空港に必要な航空保安施設の設置及び管理を行うほか、空港の機能を確保し、及び利用者の利便に資するための空港ターミナル施設等の諸施設、空港と陸岸との間の連絡橋等の建設及び管理等を行うこととしております。

 第五に、政府は、国際空港の整備という会社の行う事業の公共性にかんがみ、会社に対する無利子貸し付け、債務保証、税制特例等の助成措置を講ずることとしております。

 その他、利益配当の特例、国庫納付金、会社に対する監督、会社の設立手続等について所要の規定を設けるとともに、関西国際空港を空港整備法の第一種空港とする等関係法律の規定の整備を行うこととしております。

 以上が関西国際空港株式会社法案の趣旨でございます。(拍手)

     ―――――・―――――

 関西国際空港株式会社法案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑

第101回国会衆議院会議録第15号3頁(昭和59年4月5日)〔細田吉藏運輸大臣発言・発言番号19〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 運輸委員会昭和59年5月8日

政府は、本法施行に当たり、次の事項につき、適切な措置を講ずべきである。

一関西国際空港の建設工事(土砂採取を含む。)に当たっては、事前に十分なる環境影響評価を行い、住民に不安のおきないよう配慮して進めるよう会社を指導すること。

二関西国際空港へのアクセス等地域整備については、関係地方公共団体と協議し、空港と地域社会の調和が図られるよう十分配慮すること。

三地方公共団体の会社への出資及び地域整備等については、その財政運営の健全性の確保に配慮すること。

四会社の役員等の大事については、地元の事情に精通した人材など広く適材適所の人材起用に配慮すること。

五公共性の確保を図るため、環境監視のための体制及び地方公共団体等の意向を会社の経営に反映させるための仕組みを整備するよう会社を指導すること。

参議院 運輸委員会昭和59年6月26日

決議一案一政府は、本法施行に当たり、次の事項につき、適切な措置を講ずべきである。

一会社の運営に当たっては、事業の公共性にかんがみ、地元地方公共団体等の意向が十分反映できるような仕組みを整備するよう指導すること。

二関西国際空港の建設工事(土砂採取を含む。)に当たっては、関係住民に不安を与えることがないよう事前に十分な環境影響評価を行うとともに、建設及び運営に際し、環境保全に留意し、環境監視のための体制を確立するよう指導すること。

三関西国際空港へのアクセスについては、空港の開港時に、十分な機能が発揮できるよう整備を促進すること。

四関西国際空港の建設に伴う関連施設の整備については、関係地方公共団体と協議し、空港と地域社会との調和が図られるよう努めるとともに、地域の振興に資するよう配慮すること。

五地方公共団体の会社への出資及び地域整備等については、その財政運営の健全性の確保に配慮すること。

六会社の役員等の大事については、会社の機能が十分発揮できるよう広く適材適所の人材起用に配慮すること。

参議院 本会議昭和59年6月27日

以上、御報告申し上げます。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=110101035)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。