精神保健法等の一部を改正する法律案
参議院 厚生委員会
平成5年法律第74号
審議経過
右の数字は会議の発言数衆議院厚生委員会
- H5.5.26趣旨説明厚生委員会 134
- H5.6.2質疑厚生委員会 14218
- H5.6.4質疑・修正案趣旨説明・採決(修正)・附帯決議・修正案厚生委員会 1592
- H5.6.4委員長報告・採決(修正)・附帯決議本会議 3115
参議院厚生委員会
- H5.6.8衆議院修正部分趣旨説明・趣旨説明厚生委員会 127
- H5.6.10質疑・採決・附帯決議厚生委員会 13276
- H5.6.11委員長報告・採決・附帯決議本会議 2442
提案理由
丹羽雄哉 厚生大臣 平成5年5月26日ただいま議題となりました精神保健法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
精神保健対策につきましては、昭和六十二年の精神衛生法の改正後、さまざまな改善が見られるところでありますが、今日なお、精神障害者等の社会復帰の一層の促進を図るとともに、精神障害者の人権に配意しつつその適正な医療及び保護を実施することが重要な課題となっております。
こうした状況を踏まえ、今般、精神保健法その他の関係法律を見直すこととし、この法律案を提出した次第であります。
以下、この法律案の主な内容につきまして御説明申し上げます。
第一に、精神障害者に対し、地域において共同生活を営むための援助を行う地域生活援助事業を法定化し、あわせて社会福祉事業として位置づけることとしております。
第二に、厚生大臣が指定する法人に、精神障害者の社会復帰の促進を図るための訓練指導等に関する研究開発等を行わせることとしております。
第三に、仮入院の期間の限度を一週間に短縮することとしております。
以上のほか、大都市の特例の創設、精神障害者に係る資格制限の見直し等を行うこととしております。
なお、この法律の施行期日は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において、政令で定める日としておりますが、大都市の特例に係る事項は平成八年四月一日としております。
以上が、この法律案の提案の理由及びその内容の概要であります。
何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。
第126回国会衆議院厚生委員会議録第13号1頁(平成5年5月26日)〔丹羽雄哉厚生大臣発言・発言番号2〕 会議録 国会会議録検索システム
附帯決議
政府は、精神障害者のノーマライゼーションを推進する見地から、次の事項につき、適切な措置を講ずるべきである。
一精神障害者の定義については、国際的な疾病分類に準拠したものであることを周知徹底するとともに引き続き検討を行うこと。
二精神障害者を抱える保護者に対する支援体制を充実するとともに、今後とも公的後見人を含めて保護者制度の在り方について検討すること。
三精神障害者の社会復帰を推進するため、社会復帰施設、地域生活援助事業、小規模作業所等に対する支援の充実を図ること。
四精神保健におけるチーム医療を確立するため、精神科ソーシャルワーカー及び臨床心理技術者の国家資格制度の創設について検討するとともに精神保健を担う職員の確保に努めること。
五精神障害者に関する各種資格制限及び利用制限について今後とも引き続き検討すること。
六社会保険診療報酬の改定に当たっては、精神障害者の社会復帰を促進するという観点や精神病院等の経営実態等を踏まえ、必要に応じ、所要の措置を講じ、その経営の安定等が図られるよう努めること。
対する附帯決議(案)政府は、精神障害者のノーマライゼーションを推進する見地から、次の事項につき、適切な措置を講ずるべきである。
一精神障害者の定義については、国際的な疾病分類に準拠したものであることを周知徹底するとともに引き続き検討を行うこと。
二精神障害者を抱える保護者に対する支援体制を充実するとともに、今後とも公的後見人を含めて保護者制度の在り方について検討すること。
三精神障害者の社会復帰を推進するため、社会復帰施設、地域生活援助事業、小規模作業所等に対する支援の充実を図るとともに、精神障害者に関する各種資格制限及び利用制限の緩和について今後とも引き続き検討すること。
四精神保健におけるチーム医療を確立するため、精神科ソーシャルワーカー及び臨床心理技術者の国家資格制度の創設について検討するとともに、精神保健を担う職員の確保に努めること。
五大都市特例については、円滑な実施を図るため必要な配慮を行うこと。
六精神医療におけるインフォームド・コンセントの在り方について検討すること。
七社会保険診療報酬の改定に当たっては、精神障害者の社会復帰を促進するという観点や精神病院等の経営実態等を踏まえ、必要に応じ、所要の措置を講じ、その経営の安定等が図られるよう努めること。
出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=112601074)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。