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国会審議›第16回国会›閣法第20号
閣法第16回国会 第20号成立

鉱業法の一部を改正する法律案

昭和28年法律第57号 鉱業法の一部を改正する法律
提出昭和28年6月13日 内閣
付託参議院 通商産業委員会
衆議院 通商産業委員会
成立
昭和28年法律第57号
審議会議 9回・発言 425(政府答弁等 161)

審議経過

右の数字は会議の発言数

参議院通商産業委員会

  1. S28.6.18趣旨説明通商産業委員会 434
  2. S28.6.22質疑通商産業委員会 559
  3. S28.7.1質疑通商産業委員会 8165
  4. S28.7.3質疑・討論・附帯決議・採決通商産業委員会 9100
  5. S28.7.6委員長報告・採決本会議 1814

衆議院通商産業委員会

  1. S28.6.22趣旨説明通商産業委員会 568
  2. S28.6.25質疑通商産業委員会 7133
  3. S28.6.27採決通商産業委員会 852
  4. S28.6.30委員長報告・採決本会議 1530

提案理由

古池信三 政府委員(通商産業政務次官) 昭和28年6月18日

只今議題となりました鉱業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明いたします。

 現行鉱業法は終戦後の我が国の法制民主化の線に沿いまして在来の鉱業法に全面的な検討を加え、広汎な修正をみて昭和二十五年十二月二十日に成立したものであります。この意味におきまして現鉱業法は時代の要請に即した民主的な法律で鉱業に関する指標を打ち立てたものと申せるのでありますが、他面現鉱業法の二年有余の運営の結果実際上不合理且つ不十分な点が認められ、これについて若干の修正と補完をすることが必要となつて来たのであります。又昨年四月平和条約が効力発生いたしました結果朝鮮人、台湾人等の在来外地臣民と呼ばれておりました人々が日本国籍を喪失いたしたわけでありますが、これら国籍喪失者の所有にかかります鉱業権に関しまして臨時に特例を設ける必要が生じてきたわけであります。

 以上のような事情から今回ここに鉱業法の一部改正を提案いたすことになつたのであります。

 今回の改正案はこれを大別いたしますと次の四つの事項になるのであります。即ち第一は、鉱業と一般の公益、その他の地上の利益との関係について社会の実情により適応した調整方法を採用すること。第二は、公益のためにする鉱業権の取消処分により鉱業権者に損失を与えたとき損失の補償をすること。第三は、現鉱業法のままでは行政処分に著しい支障を生ずる虞れのある条項の修正又は補完を行うこと。第四は、国籍喪失者の鉱業権享有に関する特例を設けること。

 以上でございます。

 何とぞ御審議の上成るべく速かに可決されまするようにお願いを申上げます。

第16回国会参議院通商産業委員会会議録第4号1頁(昭和28年6月18日)〔古池信三政府委員発言・発言番号4〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

参議院 通商産業委員会昭和28年7月3日

決議案を朗読いたします。我が国の現下の経済状勢の下において地下資源の開発はますますその重要度を加えて来たのであるが、最近特に鉱業と文化財との間に紛争を生じ、鉱業の開発促進に対し支障を生じている事例が少くないのである。勿論世界に誇る我が国の多くの文化財の保護に遺憾なきを期すべきことは論を待たないところであるが、その文化財の保護措置を講ずるに当つては、鉱業開発の重要性に顧み両者の調整に遺憾なきを期するよう運営上留意すると共に、

一文化財保護委員会及びその下部機関の運営が他の利益との調整をなし得るようその構成につき考慮すること。

一文化財の指定により他の利益に損失を与えるときは所要の補償をなすこと。

一文化財の指定その他の保護処分が独善的にならないようこれに対し不服申立の途を開くこと。等制度上の所要の改善を考慮すべきである。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=101601020)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。