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国会審議›第114回国会›閣法第37号
閣法第114回国会 第37号成立

日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案

平成元年法律第54号 日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律
提出平成元年2月28日 内閣
付託衆議院 運輸委員会
参議院 運輸委員会
成立
平成元年法律第54号
審議会議 6回・発言 750(政府答弁等 312)

審議経過

右の数字は会議の発言数

衆議院運輸委員会

  1. H1.5.23趣旨説明・質疑・採決・附帯決議運輸委員会 3416
  2. H1.6.8委員長報告・採決・附帯決議本会議 1959

参議院運輸委員会

  1. H1.6.20趣旨説明運輸委員会 1229
  2. H1.6.21質疑運輸委員会 2147
  3. H1.6.22質疑・採決・討論・附帯決議運輸委員会 3231
  4. H1.6.22附帯決議・採決・委員長報告本会議 1783

提案理由

佐藤信二 運輸大臣 平成元年5月23日

ただいま議題となりました日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。

 新幹線鉄道につきましては、国土の総合的かつ普遍的開発に重要な役割を果たすものとしてその整備が進められてきたところであり、現在、整備計画が定められております整備新幹線につきましても、国土の均衡ある発展、地域の振興開発等に資するものとして、沿線地域の強い要望があったところであります。

 他方、この整備新幹線の計画につきましては、多額の投資を必要とすること等にかんがみ、国鉄改革及び行財政改革の趣旨を踏まえて、財源問題等について慎重に検討の上その取り扱いを決定することとされていたところであります。

 このような状況のもとに、幹線鉄道の高速化の必要性並びに国鉄改革及び行財政改革の趣旨を踏まえ、「第二の国鉄」は絶対につくらないということを大前提として検討を進めてまいりましたが、今般、北陸新幹線高崎―軽井沢間につきまして、平成元年度から、その建設に本格的に着工すること、また、財源問題につきましても、建設費は旅客鉄道株式会社、国及び地域が負担すること等の結論を得たところであります。このため、この結論に従い、新幹線鉄道の建設に必要な資金を確保するための所要の措置を講じ、もって当該建設に関する事業の円滑な実施に資することを目的として、この法律案を提出した次第であります。

 次に、この法律案の概要につきまして御説明申し上げます。

 第一に、新幹線鉄道の建設に要する費用に充てる資金の一部につきまして、国が日本鉄道建設公団に対して日本電信電話株式会社の株式の売り払い収入を原資とする無利子貸付金を貸し付けることができることといたしております。

 第二に、新幹線鉄道の建設に要する費用に充てる資金の一部につきまして、新幹線鉄道保有機構が日本鉄道建設公団に対して交付金を交付することができることといたしております。

 第三に、日本鉄道建設公団に対する交付金の財源を確保するとともに、整備新幹線の営業主体となる旅客鉄道株式会社の負担力を確保するため、新幹線鉄道保有機構における既設新幹線の貸付料の概算総計年額及び各社ごとの年額の基準につきまして特例を設けることといたしております。

 以上が、この法律案を提案する理由であります。

 何とぞ慎重御審議の上、速やかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。

第114回国会衆議院運輸委員会議録第3号8頁(平成元年5月23日)〔佐藤信二運輸大臣発言・発言番号61〕 会議録 国会会議録検索システム

附帯決議

衆議院 運輸委員会平成元年5月23日

まず、案文を朗読いたします。日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)政府は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。

一新幹線鉄道の整備に当たっては、今後とも、財源の確保に努め、円滑に施設整備を推進するとともに、難工事の取扱い等に当たっては適切かつ着実な資金配分を行うこと。

二日本国有鉄道清算事業団の再就職を必要とする職員については、再就職期限の近接に伴い、なお一層雇用の確保に万全を期すること。

三旅客鉄道株式会社及び貨物鉄道株式会社に対して、今後とも健全な労使慣行の維持発展を図るよう指導すること。

参議院 運輸委員会平成元年6月22日

政府は、本法施行に当たり、次の事項について配慮すべきである。

一整備新幹線の建設に当たっては、JR会社の意見及び経営状況を十分御酌するとともに、財源の確保に努め、円滑な事業の推進を図ること。

二整備新幹線の建設に対する国の財源の捻出については、公共事業費の中から十分支出できるよう努力すること。

三地域負担については、地方財政を圧迫しないよう十分な対応措置を講ずること。

四並行在来線の取扱いについては、JR及び地域の意向を十分尊重して、地域経済の活性化を損なうことのないよう努めること。

五リニア・モーターカー、在来幹線鉄道の高速化等鉄道技術の向上の促進を図るとともに、必要な費用の確保に努めること。

六国鉄長期債務の処理については、償還計画を策定するとともに、財源手当の強化等次年度以降の予算編成において最大限の努力を行うこと。

七日本国有鉄道清算事業団の再就職を必要とする職員については、国の責任において、全員の再就職先の確保に努めること。

出典:国立国会図書館「日本法令索引」(https://hourei.ndl.go.jp/#/detail?billId=111401037)を加工して作成(加工:TaiLexi AI) 発言の出典:「国会会議録検索システム」(国立国会図書館)を加工して作成。引用部分は会議録の原文です(見出しは質問の一文、強調は一致した語)。国会答弁・附帯決議は法的拘束力を持つものではありません。